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相続について考える:お金の終活に必要な4つのポイントとは

相続

なぜ、お金の終活が必要なのか

今までは、自分や家族の死に向き合うことは、タブーとされてきました。元気なうちに相続の話をしたら、縁起でもないと言われることも、しばしばありました。

しかし、日本は高齢化社会になり、10年ほどで相続を取り巻く環境は劇的に変化を遂げています。自分の「死」について考えることが当たり前となり、終活と言う言葉が一般的になっています。書店に行けば終活コーナーが設けられたり、葬儀会社や金融機関等では終活や相続の講習会やセミナーが開催されています。

どうして、このような終活や相続のことを、あらかじめ準備しておくことが大切なのでしょうか。それは、相続の対策には法律の制限も多く、元気なうちに自ら当事者意識を持って決断をすることがたくさんあるからです。

エンディングノートだけでは法律的には機能しない?

実は、終活への取組がある一方で、あまり実用的な終活ができていないことも多く見られます。例えば、遺言書の作成は、円満で問題のない相続のためには必要なものになっています。しかし、エンディングノートや自分で作成する遺言は増えていても、公正証書遺言という公証役場で遺言書を作成している人の数は多くありません。意味のある終活をするには、法律的に効力を持つ終活を行なうことが大切になってきます。

もちろん、エンディングノートなどの取り組み自体は、今まで相続の関心がなかった人に、人生の終わりをどうしたいのかを考えるきっかけとしては役にたちます。自分の思いをきちんと残しておくことは、相続で揉めないために重要です。

しかし、法律的に有効でない終活は、自分自身でも納得のいく終活にならない可能性が高く、しかも残された家族をも困らせてしまう可能性もあります。ですから、家族にお金を残し、問題なく渡すためのお金の終活を行なう必要があります。

エンディングノート

相続はお金持ちだけのもの?

相続というと、一般的にお金を持っている資産家の問題と捉えがちです。しかし、相続の問題は、相続税の問題だけではなく、亡くなった人が持っていた権利や義務を引き継ぐことです。ですから、お金を持っているか、いないかに関わらず発生してくるのです。

相続に関わってくる問題は、税金に関することだけではありません。相続が起きたときに、家族が揉めることを防ぐために対応しておくことも、相続対策の1つといえます。

家族が揉める相続を「争族」や「争続」と表現することがありますが、これらは、遺言書を残すことで、事前に家族の紛争を防ことにつながります。相続という状況になったときに、家族円満で全員と連絡が取れる状態は理想ですが、相続人同士が不仲状態であったり、行方がわからない家族がいたりすると、相続の手続きは行き詰まってしまうことも少なくないのです。

また、相続前は仲の良い兄弟であっても、相続が発生して親世代がいなくなって問題が起こるケースもあります。現在、揉めごとがないからといって、油断することはできません。

では、まず何ができるのでしょうか。

相続の手続きを進めていくためには、相続財産を把握することが必要です。重要書類が保管されていなかったり、保管場所が分散していたりすると、財産の全体図を把握することに時間がかかります。

また、相続人の中に認知症の人がいる場合は、特に時間がかかることがあります。認知症は、物事を判断する能力がないために、重要なことを決める際には、後見人を選んで手続きをはじめる必要があります。財産を分けることも、この後見人が判断する事項に該当します。後見人を選ぶ手続きは、半年以上かかることもあるのです。

確かに相続税がかかるのは、一定以上の財産を持っている人だけです。でも、資産額がどの程度であっても相続そのものは、全ての人に発生するので、事前に準備しておくことは必要です。

相続

お金の終活は、自分のためにも家族のためにもなる

そもそも終活は何のためにするのでしょうか。

それは、自分の晩年の過ごし方や葬儀についての自分の希望を叶えるためでもありますが、それに加えて、子どもや孫といった次の世代へ残される家族へ円満に資産を引き継ぐためのものでもあります。

つまり、お金に関する終活を行なうことによって、自分自身にも家族も幸せになるのです。ですから、遺言書の作成や生前贈与等の具体的な対策もきちんと手続きを行うべきです。

自己満足な終活は、家族にとって迷惑?

自己満足な終活や一時的なメリットを考えた節税は、実は家族にとって迷惑なこともあります。

例えば、多くの場合、2,000万円の現金と、2,000万円で建築したアパートでは、アパートの方が相続税を計算する際に評価額は低くなります。そのため、アパートを建設することで相続税を減らす節税対策として活用されることがあります。

しかし、このように現預金の大半を使ってアパートをつくった結果、相続税は安くなるかもしれませんが、お金をほとんど不動産にしてしまったことで、相続税を払うお金がなくなってしまったり、相続人が遠くに住んでいるために、アパートの管理をすることが負担になってしまうということが実際にあります。

たとえ、節税になったとしても、たくさんお金をかけて対策したとしても、家族にとってメリットになるような相続でなければ、揉めごとの原因になったり、煩雑な手続きで家族が疲れ果てたりしまったりと、感謝させれるどころか困らせてしまうことにもなりかねません。

家族や大切な人を困らせないように、お金の終活で大切なポイントを見ていきたいと思います。
遺産

お金の終活に必要な4つのポイント

自分のお金財産を把握する

持っている財産やお金について整理してみましょう。預貯金はもちろんですが、不動産などの財産もいれます。自分の財産については知っているようで、きちんと整理している人は意外と少なかったりします。細かな計算まではいりませんが、どこに何があるのか、おおよそ合計してどれぐらいあるのかについて把握しましょう。

お金についての知識と自分の生活を考える

老後のお金についての知識やどのような生活を希望しているのかを明確にしましょう。よく分からないと、漠然とした不安がつきまといます。老後の必要な資金の考え方や保険、節税についての基本の考え方を知ることにより、準備がしやすくなります。

相続についての知識を得る

相続の必要が生じたときに必要となる手続きや、家族がどのようなときに困るのか、相続争いの事例や本質について知ることにより、起こりうる可能性のある問題に対処することができます。

お金、相続についての具体的な対策を検討する

家族や大切な人に問題なくお金を残すために、どのような対策や対応が行えるのかを検討しましょう。そして、その具体的な対策を実行しましょう。

まとめ

お金の終活に必要なことについてみてきました。

終活の準備として、エンディングノートや自分で遺言を作成する人は増えています。このような取組は、今まで相続の関心がなかった人に、人生の終わりをどうしたいのかを考えるきっかけや、自分の思いを整理するには役立ちます。

しかし、法律的に有効でない終活は、自分自身でも納得のいく終活にならない可能性が高く、しかも残された家族をも困らせてしまう可能性もあります。ですから、家族にお金を残し、問題なく渡すためのお金の終活を行なう必要があります。

そのためにはまず、自分のお金財産を把握すること、お金についての知識と自分の生活を考えること、相続についての知識を得ること、お金、相続についての具体的な対策を検討することの4つを行なってみましょう。