福井県丹生郡越前町では、町内の住環境を向上させることを目的として、老朽化が進んで倒壊などの恐れがある危険な空き家を解体する際に、費用の一部を負担する「空き家等除却支援事業補助金」を実施しています。
なお、補助金額は最大で100万円です。この記事では、補助金額や対象条件などを詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
そのほか、丹生郡越前町では「危険ブロック塀除却事業補助金」など、付帯工事に関する補助制度があります。合わせてチェックしてみてください。
福井県丹生郡越前町で利用できる空き家の解体に関する補助制度
福井県丹生郡越前町では、町内にある老朽化が進んだ「老朽空き家」、および「準老朽空き家」を解体する際に、費用の一部を負担する取り組みを行っています。
支給金額と申請期限
補助金額は「老朽空き家」と「準老朽空き家」いずれも対象となる費用の1/2で、上限金額はそれぞれ異なります。また、加算要件を満たしている場合は上限額が2倍になります。
| 対象の空き家 | 上限額 |
|---|---|
| 老朽空き家 | 50万円(加算条件を満たす場合100万円) |
| 準老朽空き家 | 30万円(加算条件を満たす場合60万円) |
以下の項目のいずれかに該当する場合は加算の対象になります。
- 当該空き家の構造が木造以外である
- 当該空き家の延べ床面積が200㎡以上ある
- 敷地が狭あい道路沿い、または未接道である
- 当該空き家が景観区域内にある
- 居住誘導区域等にあり解体後に跡地の活用を行う
なお、申請の受付は令和4年4月4日から行っており、申請件数が予算に達し次第終了となります。
申請の条件
対象になる空き家は、「老朽空き家」と「準老朽空き家」でそれぞれ以下の通りです。
老朽空き家
老朽空き家に該当するのは、「空家等対策の推進に関する特別措置法」に規定する特定空家等、もしくは「住宅地区改良法」に規定する不良住宅です。
準老朽空き家
準老朽空き家に該当するのは、「住宅地区改良法施行規則」に規定する外観目視による腐朽または破損の程度において評点結果が25点以上のものです。
なお、対象となる工事は当該空き家の全てを解体し撤去する工事です。ただし、残置物の処分費や各種申請の手数料、諸費用は補助の対象になりません。
そのほか、いずれの空き家も以下の要件を全て満たしている必要があります。
- 概ね1年以上に渡って無人または使用されていない
- 町の固定資産税台帳に登録されている
- 差し押さえや抵当権など所有権以外の権利が設定されていない
- 公共事業などの補償対象になっていたり、類似する補助金の利用を受けていない
- 補助金を受け取る目的で故意に破損させたものではない
- 当該空き家の延べ床面積が10㎡以上ある
申請の対象者は当該空き家の所有者または相続人です。ただし、所有者が同一の敷地内に居住または利用している場合は除きます。
また、申請には事前調査が必要です。申請方法やご不明点は越前町役場の「定住促進課」にお問い合わせください。
参考 空き家の除却にかかる費用の一部を補助します｜越前町公式ホームページ空き家の除却にかかる費用の一部を補助します｜越前町公式ホームページ補助金を申請したい方は解体無料見積ガイドへ
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家の解体に関連した補助制度
丹生郡越前町では住宅の解体に関連したその他の補助制度が設けられています。
ブロック塀の除却または建て替えに関する補助制度
丹生郡越前町では、町内の避難路に面した危険なブロック塀を除却または建て替える際に、費用の一部を負担する取り組みを行っています。
なお、補助金額は除却と建て替えでそれぞれ以下の通りです。
| 対象の事業 | 補助金額 |
|---|---|
| 除却 | 対象経費の2/3または、除却するブロック塀1㎡あたり1万7,000円を掛けた金額のうちいずれか低い額(上限20万円) |
| 建替え | 対象経費の2/3または、新設するブロック塀1㎡あたり3万4,000円を掛けた金額のうちいずれか低い額(上限40万円) |
当補助金の利用は1回限りとなっています。そのほか詳しい情報は越前町のホームページからご確認ください。
参考 危険ブロック塀の除却や建替えにかかる費用の一部を補助します｜越前町公式ホームページ危険ブロック塀の除却や建替えにかかる費用の一部を補助します｜越前町公式ホームページ福井県丹生郡越前町で業者をお探しなら解体無料見積ガイドへ
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