今回ご紹介する小山さんは横浜市にお住まいで、建て替えのために120坪の家を撤去しました。
120坪の母屋以外に、敷地内の離れや小屋、車庫も解体しました。
今回は当協会からの解体業者のご紹介から工事完了までの流れをご紹介いたします。
解体工事を分離発注
新しい家の設計にはこだわりがありました。せっかく建て替えるのですから、新築のデザインには妥協できません。
しかし、ハウスメーカーと何度話し合っても希望と予算がなかなか合わず、話が進みません。
できるだけ希望はそのままで費用を削減できる部分はないか何度も見積りを見直しました。
ある時ハウスメーカーの担当者に、解体工事はハウスメーカーを通さず、解体業者に直接依頼したらどうかと提案されました。
見積りには解体工事から新築工事まで全ての費用がまとめられていたのです。
解体工事から新築工事まではすべてハウスメーカーが行うものだと思っていた私には目からうろこの提案でした。
ハウスメーカーを通して解体工事をすると、中間マージンが発生するのでその分費用が高くなってしまいます。中間マージンは全体の費用の2～3割なので、120坪以上の大きな工事だとマージンだけでも相当な費用です。
解体工事が割高になる中間マージンが発生する依頼先とは？
自分で解体業者を探して依頼するのは手間がかかりますが、費用を抑えるために解体工事は別途依頼することにしました。
インターネットで解体業者を探す
ハウスメーカーの担当者から横浜市には解体業者が多くいると聞き、インターネットで解体業者を調べました。
横浜市で営業している解体業者がすぐ見つかり、5～6社ほどサイトを見ましたが費用がどのくらいかかるのかよく分かりません。どの解体業者に相談すれば良いか悩みました。
そんな時、あんしん解体業者認定協会が運営している「解体無料見積ガイド」をご覧いただき、お問い合わせ下さいました。
見積りをとる
サイトの担当者には、建て替えの解体工事で費用を抑えたいこととクレームが出ないようにしたいことを相談すると、条件に合いそうな2社の解体業者を紹介してくれました。
業者とのやりとりが面倒だと思っていたのですが、現地調査の予定の調整もサイトの担当者が対応してくれたので手間が省けて良かったです。
解体業者に見積りをとってもらうには現地で測量しなければいけません。見積りに来た担当者はぐるぐる回りながら測り、メモを取っていました。2社とも手際がよくキビキビと動いてくれてスムーズに進みました。
正確な見積りを出すためには建物の外観だけでなく、内部も見てもらう必要があります。
母屋、離れ、車庫の3棟に、庭のつくりまで細かく見てくれました。
現地調査の時点では、荷物の撤去と庭の木を残すかどうか迷っていました。
撤去するか迷っていると業者に伝えると、「決まってからいつでもご連絡くださればいいですよ」と親切な対応に安心しました。
見積書比較
数日後、2社の見積書が届きました。
A社：557万円
B社：533万円
見積書の様式は解体業者ごとバラバラです。見積書を比べる時には、同じ内容の項目を比べましょう。
分からない項目は業者に確認し、不明な点を残さないようにしましょう。
【A社見積書】
【B社見積書】
B社は見積書と一緒に図面も送付してくれたので、工事をする場所が分かりやすいです。
金額も安く説明も分かりやすかったので、B社に決めました。
対応も丁寧なので、安心して解体工事をお任せできそうです。
契約後、残置物の撤去と迷っていた一部の庭木の撤去も合わせてお願いしました。
解体工事
家の残置物の撤去作業が始まりました。広い家なので沢山ものがあります。トラックが何度も往復もしてやっと残置物がなくなりました。
養生を張り、解体が始まります。養生を張ることで周りに騒音やホコリが広がるのを防ぎます。
解体工事は上から行います。瓦の撤去から始まり、2階部分、内装解体の順に解体されていきます。
骨組みにだけになると重機が入り、解体のスピードが上がります。
解体工事で発生する廃材は細かく分別されて処理されます。
建物本体の解体が終わると基礎の解体に移ります。基礎解体の時には地面を掘り起こして埋設物がないか確認します。
特に今回は建て替えなので、しっかりとした地盤にしなくてはいけません。幸い埋設物は見つかりませんでした。
後はキレイに整地して、解体工事完了です。
まとめ
小山さんは業者に直接依頼して解体費用が抑えられたので、予算内で建て替え計画が進められました。
建て替えの費用を抑えたいと思ったら、解体工事は直接依頼する分離発注がオススメです。
解体業者を比べる時は、全体の金額だけでなく見積書の内訳や業者の対応も必ずチェックして下さいね。
あんしん解体業者認定協会では、全国各地の解体業者の中から優良な解体業者をご紹介しています。ご相談からお見積りまで完全無料なので、解体工事についてお悩みがあればお気軽にご相談下さい。
近隣の解体業者が最も安いとは限りません。少し離れたエリアの解体業者のほうが安くなる場合もあります。
実例の見積書です。同じ工事内容で50万円以上の金額差が出ています。
こちらは、廃材の処分費用で金額差が出た例です。この他にも、解体業者ごとの得意分野や施工日程などでも金額差が出ることがあります。
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