解体工事の見積書は項目をチェック!工事費の比較方法を身につけよう

重機解体

解体工事の見積りは、解体業者さんによる現地調査が行われた上で出されます。

業者さんとの間で認識違いが発生しないよう、現地調査にはできるだけ立ち会い、きちんと調査されているか、どこからどこまで壊すのか、わからない点があったらその都度聞ける業者さんかを確認することが大切です。

その上で、後日届く見積書をチェックして、費用の内訳が書かれているか、項目に漏れがないか、内容は適切かを確認し、最終的に依頼する解体業者さんを決定しましょう。

この記事では、実際に行われた解体工事の事例をもとに、解体工事費の内訳について、また、見積書の見比べ方について詳しく解説します。

規模や工期に合わせて対応できる解体業者を数社選んで相見積りをとろう

ご紹介する事例は、千葉県富里市で行われた、作業場や倉庫などが併設された住宅と、集荷場などがある敷地を解体工事したものです。

見取り図
解体業者さんが作成した現場の見取り図です。

まずは建物の基本情報をご覧ください。

1木造住宅 平屋建て18坪
2木造作業場 〃30坪
3鉄骨造納屋 〃9坪
4鉄骨造倉庫 〃12坪
5木造倉庫1.5坪
6木造集荷場 平屋建て36坪

1~4の建物は、大きな一つの建物に見えますが、4つの建物が併設されたものでした。

1~4の建物写真
手前にあった3.納屋と4.倉庫が取り壊された後の写真です。見えている建物は2.作業場です。

また、5の倉庫は1~4の建物のすぐ前に建てられていました。

倉庫
1~4の建物とは別棟になっていました。

6の建物は集荷場として使われていました。

集荷場
屋根と外壁と基礎のみの建物で、床はなく、土がむき出しの状態でした。

なお、住居として使われていた建物内には不用品が大量に残されていました。

室内残置物
写っているもの以外にも不用品が大量に残っていました。

本事例の工事を依頼されたのは法人のお客様で、解体後の土地には太陽光パネルを設置する予定になっていました。お客様は、広範囲の解体工事に対応していて、工期に余裕が持て品質確かな工事ができる解体業者さんをお探しでした。

そこで当協会では、お客様のご事情をじっくり伺った上で、ご要望にぴったりの解体業者さんを3社、ご紹介しました。

必ず相見積りを取ろう!
相見積りとは、複数の業者さんに見積りを出してもらい、工事内容や金額を比較することをいいます。解体工事の見積りも必ず複数の解体業者さんに依頼しましょう。同じ建物を見積っても、解体業者さんによって工事金額が10万円単位で異なるケースもあります。
また、相見積りを取り見積書を見比べれば、工事項目に漏れがないか、適正な金額で見積られているかがわかります。

解体工事費の内訳や項目について知ろう

ここからは解体工事費の内訳解体工事の項目にはどんなものがあるかについてご紹介します。

解体業者さんによる現地調査が終わったら、後日届く各社の見積書をじっくりと見比べる必要があります。しかし、解体工事の見積書は解体業者さんによって書き方が異なります

そこで、解体工事費の内訳や工事の項目を知り、見積書のどの部分を見比べればいいか知っておきましょう。そうすればご自身で項目漏れを発見できますし、費用の比較ができます。

まずは解体工事費の内訳をご覧ください。

  • 建物の解体工事費
  • 仮設工事費(養生費)
  • 付帯工事費
  • 諸経費

各費用についての説明と、工事項目については以下で見ていきましょう。

建物の解体工事費

「建物の解体工事費」には、建物を解体するための作業工費と、解体で出た廃材の処分費が含まれています。解体工事の見積書には、一般的に「木造2階建て家屋」などと記載されています。

なお、解体業者さんによっては「木造2階建て家屋 屋根」、「本体」、「基礎」と分けて見積る場合もあります。

坪単価で計算できるのは「建物の解体工事費」
解体工事の坪単価は、建物の坪数を掛けて計算すると、建物の解体工事費の目安が算出できます。建物の解体工事費を予想したい場合は、地域の坪単価相場を調べて計算してみましょう。
千葉県富里市の解体費用と相場 また、建物の解体工事費は1坪あたりで見積るのが一般的ですが、1平米(㎡)あたりで見積る業者さんもいます。坪単価相場と照らし合わせたいときは、平米を坪に置き換え、坪単価を算出し、相場と比較してみるとよいでしょう。
ちなみに、1坪は約3.3平米(小数点第2位以下切り捨て)です。

仮設工事費(養生費)

解体工事の最中は、騒音や、大量の埃が発生します。そのため、工事中は近隣住宅や周辺道路に影響を及ぼさないよう、解体する建物のまわりをシートで囲って養生します。この養生にかかる費用が仮設工事費です。

養生シート
本事例でもこのように養生されました。

なお、解体業者さんによって「足場養生」「シート養生」「仮設養生工」「養生費」など、項目名が微妙に異なります。

付帯工事費

付帯工事費は、建物以外に解体撤去するものがある場合にかかる工事費です。たとえば、門扉やブロック塀、庭石や庭木、駐車スペースのコンクリート床などはすべて、建物とは別途で工事費が見積られます。

なお、建物の一部に思えるバルコニーやひさしなどの撤去費も付帯工事費に含まれます。

その他に付帯工事でよくある項目

  • 物置や倉庫
  • 家庭用の小さな物置であれば2~3万円ほどで撤去してもらえます。1坪ほどの大きさになってくると坪あたりで見積られる場合もあります。

  • コンクリート土間
  • コンクリート土間とは、コンクリートで固められた床のことで、玄関先の床や駐車スペースの床などに多く使われています。

  • アスベスト含有建材
  • 建物の屋根材や壁材には、アスベストを含む建材が使われている場合があります。アスベスト含有建材は人体に有害な物質を含んでいるため、解体時には慎重に取り外し、特別な処理をする必要があります。

  • 室内外の残置物
  • 残置物とは、建物の内外に残された不用品を指しています。室内に残置物がある場合、工事が始まる前にすべて撤去されます。残置物の撤去費用は、積み込むトラックの大きさによりますが、トラック1台につき5~10万円ほどかかります。

バルコニーも別料金なの?
バルコニーはあるお家とないお家がありますよね。このように、付帯工事で撤去されるものの量はそれぞれのお家によって異なります。そのため、解体工事の坪単価は付帯工事費を含まずに相場が出されているのです。解体業者さんは建物の解体工事費を坪単価で見積るため、バルコニーの撤去費は別途、付帯工事費として見積ります。

諸経費

解体工事を行う上でかかるこまごまとした経費はまとめて諸経費に分類されます。以下で具体例を見てみましょう。

諸経費に分類される項目

  • 届出書類の作成費
  • 解体工事を行うときは、自治体に届け出る必要があります。届出書類の作成や提出を解体業者さんに代行してもらうなら、その分の費用がかかります。

  • 重機回送費
  • 重機は道を自走できないので、解体現場までトラックに乗せて運びます。その運送費が重機回送費です。重機を現場まで運び、工事完了後に現場から引き揚げるため、重機回送費は「2回」と記されていることが多いです。

  • 交通誘導員の配置にかかる費用など
  • 解体現場が車通りの激しい道に近い場合などは、解体作業が通行の妨げにならないよう、交通誘導員さんが配置される場合があります。

解体工事の見積書には、「諸経費」「重機回送費」と記される場合もあれば、「諸経費」の内訳として「書類作成費」「重機回送費」と記される場合もあります。

以上のように、解体工事費は大きく分けて4つの項目に分類でき、さらに細かな工事項目に分けられます。解体工事の見積書を見比べるときは、共通する項目を見つけ出し、項目漏れがないか、また工事金額にどの程度差があるのかを確認しましょう。

「解体工事一式」で見積る業者に注意!
ごくまれに、解体工事費を「解体工事一式」とまとめて見積る解体業者さんもいます。
項目ごとに見積られていないと、工事の漏れが確認できず、後に追加工事が発生し、その分の料金がかかる恐れがあります。必ず詳細な見積書を作成してくれる業者さんに工事を依頼しましょう。

各社の見積書を比較して項目の漏れや金額を確認しよう

ここからは、実際の見積書を見比べてみましょう。まずは、本事例を見積った3社の見積金額をご覧ください。

解体業者金額
A社373万7,318
B社356万4,000
C社490万0,000

(※税込の総工事費です)

金額だけ見るとB社が一番安かったのですが、お客様は最終的に、金額が一番高かったC社に解体工事を依頼されました

理由は、C社の見積書が他の解体業者さんと比べて最も内訳がわかりやすく、項目も詳細に書かれていたからです。対してB社の見積書では、A社やC社が見積っていた項目を「別途見積り」としていたため、総額が把握できませんでした。

また、C社は担当の営業さんが何度も打ち合わせをしてくれたとのことで、お客様も安心しておまかせできると感じられたそうです。以下で各社の見積書を見ていきましょう。

見取り図が添付されたわかりやすいA社見積書

(以下で見やすく表にしています)
見積詳細

商品名単位数量単価金額
①倉庫解体3715,000555,000
 倉庫解体(ヒサシ部分)150,00050,000
重機回送費145,00045,000
足場養生194.445087,480
②コンテナ撤去130,00030,000
③UB撤去(浄化槽撤去込み)1200,000200,000
④倉庫撤去1.610,00016,000
⑤建物解体1310,000130,000
⑥建物解体9.310,00093,000
アスベスト処分190,00090,000
アスベスト撤去・運搬130,00030,000
⑦建物解体3020,000600,000
⑧ヒサシ撤去82,00016,000
⑨家屋解体2327,000621,000
土間撤去220500110,000
残置物撤去処分1787,000787,000
税抜合計金額3,460,480
消費税8%276,838
見積合計金額¥3,737,318

工事費総額は約373万円(千円未満切捨て)です。さらに、A社は見積書の他にも、現地調査で行った測量の結果を元に、全体の見取り図を作成しています。

見取り図

よく見ると、見積書の項目番号と見取り図の番号が対応しているので、どこの作業にいくらかかるのかわかりやすくなっています。

見積詳細

A社見積り項目抜粋

見取り図詳細

実は、最終的に工事の依頼を受けたC社も、A社と同じく見積書に対応した見取り図を作成しています。両社の対応は見積書を見る人への配慮を感じますね。

また、見積書の項目には「アスベスト」と記載がありました。

アスベストとは?

A社見積書の項目

アスベストの記載があったのは「アスベスト処分」と「アスベスト撤去・運搬」の項目です。

MEMO
アスベストは人体に有害な物質で現在使用が禁止されています。しかし、以前は耐熱性、耐火性、防音性に優れているため建築材の一つとして幅広く使用されていました。解体工事でアスベストを撤去する際は、特殊な処理が必要なため追加料金の対象になります。

2006年以前に建てられた建物には、屋根材壁材としてアスベストを含む建材が使われている可能性があります。A社の見取り図を見てみると、鉄骨造の建物に「屋根:スレート」と書かれていますね。

2006年以前に建てられた建物の「スレート屋根」と呼ばれる屋根には、アスベストが含まれているケースが多いです。

なお、屋根や壁の内側など、露出していない部分にアスベストが使用されていると、解体してみないとアスベストが使用されているかわからない場合があります

工事中にアスベストが発見されると撤去費が別途見積りになりますので、追加料金を避けるためにも、現地調査の際に解体業者さんにくまなくチェックしてもらいましょう。

設計図書もアスベストを発見する手掛かりに
建物を建築する際に作成された設計図書を見れば、建物の竣工年がわかります。また、建材の仕様や材料名なども載っている場合があります。
これらの情報を解体業者さんが見れば、アスベストを発見するための手掛かりになります。現地調査の際には設計図書を用意しておくとよいでしょう。
アスベストの「レベル」とは?アスベストの解体費用はどれくらい?

続いて、B社の見積書を見てみましょう。

項目数が少なく総額の見当がつきにくかったB社見積書

(以下で見やすく表にしています)
見積詳細

摘要単位数量単価金額
解体工事
木造平屋建 上物 解体処分59.2516,000948,000
内外装分別 解体処分1952,200429,000
基礎 解体処分1952,700526,500
付足し倉庫 基礎共 解体処分573,000171,000
木・鉄骨造集荷場 基礎共 解体処分1813,800687,800
外回り残置物 分別・運搬・処分費2.570,000175,000
シート養生201700140,700
重機・車両・重機回送費1135,000
諸経費・安全管理費196,000
値引-9,000
合計3,300,000
消費税8%264,000
税込合計金額¥3,564,000

金額は約356万円(千円未満切捨て)、金額が一番安かったのはB社でした。

ただしB社の見積書では、A社が78万円ほどかかると見積っていた残置物の撤去費を、「外回り残置物 分別・運搬・処分費」として17万円ほどでしか見積っていません。

「外回り残置物」ですので、B社は室内の残置物を見積っていないことがわかります。本事例の建物は、住居の他にも倉庫などの建物がいくつかありましたが、現地調査の時点で室内を確認できない建物が2棟ほどありました。

そこでB社は、室内残置物を後でまとめて見積ることにしたのです。そのため、見積書の注意書きに「室内残置物の撤去処分は別途となります」と記しています。

残置物の処分費も別途見積り

テレビや冷蔵庫などの家財道具や、不用品などのゴミは残置物と呼ばれます。上で解説したとおり、残置物の処分費用は建物の解体工事費とは別途で見積られます

残置物室内にあった残置物の一部です。

解体前の片付け費用解体前の片付け費用はどれくらい?捨てておくといいものまでご紹介!

また、B社の見積書にはアスベストの撤去費用に関する記載もありませんでした。そのためお客様は、追加料金を踏まえて比べれば、A社C社との費用差はそれほどないだろうとお考えになりました。

MEMO
複数の解体業者さんから届いた見積書を見比べ、本事例のように項目に漏れがあるのを発見した場合は、解体業者さんに電話で確認してみましょう。もしかしたら漏れではなく、その分の費用を加味して他の項目を見積っているのかもしれません。
もし、本当に項目が漏れていた場合は追加料金が発生します。追加料金分も含めた金額をつき合わせて業者さんの比較をしましょう。

最後に内容が一番詳細だった、C社の見積書を見てみましょう。

最も詳細で好印象だったC社見積書

C社は見積書を2枚、見取り図を1枚作成しています。

(以下で見やすく表にしています)
見積詳細

名称数量呼称単価金額
書類作成・提出代行120,00020,000
影響部除草および樹木伐採移設125,00025,000
室内残置物560,000300,000
室外残置物5.2560,000315,000
軽トラ荷台・簡易トイレ135,00035,000
仮設養生工206800164,800
①木造平屋建て住居 屋根89.150044,550
〃 本体1815,000270,000
〃 基礎1812,000216,000
〃 ひさし4.510,00045,000
②木造平屋建て作業場 屋根148.550074,250
〃 本体3014,000420,000
〃 基礎3012,000360,000
〃 ひさし6.7510,00067,500
③鉄骨造納屋 屋根44.551,50066,825
〃 アスベスト含有割増44.551,00044,550
〃 本体916,000144,000
〃 基礎910,00090,000
④鉄骨造倉庫 屋根59.41,50089,100
〃 アスベスト含有割増59.41,00059,400
〃 本体1216,000192,000
〃 基礎1210,000120,000
⑤木造倉庫 屋根7.435003,715
〃 本体1.510,00015,000
小計¥3,181,690

1枚目に入りきらなかった部分が2枚目に続いています。

(以下で見やすく表にしています)

名称数量呼称単価金額
前ページ小計3,181,690
⑥木造集荷場 屋根178.250089,100
〃 本体3614,000504,000
〃 基礎32.42,00064,800
〃 ひさし1810,000180,000
外部土間コンクリート68.352,500170,875
埋設浄化槽・貯留槽235,00070,000
重機回送(3t解体仕様機)2機48,00032,000
重機回送(8t解体仕様機)224,00048,000
諸経費54,340,465217,023
小計4,557,488
調整額-20,451
消費税8%362,963
税込み合計金額¥4,900,000

総額は2枚目の上部に記載されています。金額は490万円と、一番高額でした。また、C社もA社と同じく全体の見取り図を作成しています。

見取り図詳細

C社さんの見取り図

C社の見取り図番号も、見積書の項目番号に対応しています。

漏れのない明朗な見積書

見積詳細

C社1枚目の内訳項目抜粋

見積詳細

C社2枚目の内訳項目抜粋

C社の見積書は項目数が全部で33項目と、一番細かく書かれていました。残置物やアスベストに関する項目は記載されているでしょうか?確認してみましょう。

残置物の項目は?

残置物の項目

残置物に関する項目は見積書1枚目の3行目と4行目に記載がありました。3社の中で唯一、室内と室外で分けて残置物の撤去費を見積っています。

アスベストの項目は?

アスベストの項目

アスベストの除去に関する項目は見積書1枚目の16行目と20行目に記載がありました。
項目に漏れはなさそうです。

見積書が詳細な理由

見積詳細

C社見積書の内訳詳細

C社の見積書をよく見ると、建物ごとに「屋根」「本体」「基礎」「ひさし」と部分別に見積られています。なぜこれほど詳しく表記をするのでしょうか。

【C社担当者さんのコメント】
最近では廃材のリサイクル費が高騰しているため、全体的に解体費用は高くなっています。
そこで当社では、見積書の記載をより細かくして、リサイクル品目ごとに廃材の処分費が適正に見積られている点を確認できるように心掛けています。
やはり、見積書はできるだけ詳しく書いた方が安心感を持ってもらえますからね。

本事例のお客様は、解体業者さんを選ぶ際に対応や施工内容がしっかりしているかどうかを重視されていました。

C社の詳細な見積書に加え、C社の担当者さんはお客様にこまめに連絡を入れ、何度も打ち合わせをしに現地を訪れていました。このような担当者さんの対応もあり、お客様は最終的にC社に工事を依頼すると決定されたのです。

解体工事終盤で追加の工事費用が発生!

解体業者さんも決まり、予定通り解体工事が始まったのですが、工事終盤で大きなトラブルが発生しました。なんと、建物が建っていた地面の下に大量のゴミが埋められていたのです。

重機解体
重機で建物を解体している様子です。

途中までは順調に作業が進みましたが、問題は建物の土台部分を掘り起こした時に起こりました。

基礎解体
基礎を取り除いている様子です。

地中埋設物って何?

埋設物

建物の土台部分は基礎と呼ばれます。基礎は一部地面に埋まっているので、重機を使って掘り起こす必要があります。その際、地中に埋められていた以前の建物の一部や不要なゴミが出てくる場合があります。

MEMO
地下に埋められたゴミは地中埋設物と呼ばれます。建物の一部やコンクリートの破片、ゴミや浄化槽が埋まっている場合もあります。

地中埋設物が出てきた場合、追加費用は避けられません。地中埋設物が残ったままだと新しい基礎が作れないからです。そのため、地中埋設物の撤去は解体工事を依頼した施主の義務になっています。

埋設物
掘り出された地中埋設物です。

本事例では、複数の箇所から地中埋設物が大量に掘り出されました。このように、解体工事の最中に追加工事が必要になった場合は、工事は一旦ストップされ、解体業者さんからお客様へ連絡が入ります。本事例でもまずお客様に現地を確認していただき、解体業者さんから追加工事と追加料金についての説明がありました。

以下の請求書には、すべての地中埋設物を処分するのにかかった金額が記されています。

見積詳細

金額は370万円。解体費用と合わせるとかなり高額になってしまいました。

地中埋設物の撤去にかかった費用項目

工事費の内訳を見てみると、処分費用が金額の大半を占めていました。写真にあるような混合ゴミは、解体工事で出た廃棄物の中でも特に処分費が高額です。

更地

見つかった地中埋設物はすべて取り除かれ、最後にはきれいな更地になりました。

まとめ

本事例の相見積りでは、室内外の残置物やアスベストの撤去費用がきちんと見積られているかが、解体業者さんを選ぶ際のポイントでした。また、最終的な決め手となったのは、C社の詳細な見積り内容と丁寧な対応でした。

このように、解体工事を行う際は必ず相見積りを取り、各社の見積書を見比べ、項目漏れがないかを確認した上で、依頼する業者さんを選ぶことが大切です。

また、追加工事の発生を防ぐためにも、現地調査にはできるだけ立ち会い、解体業者さんと工事内容について確認し合いましょう。

なお、私たち『あんしん解体業者認定協会』では、全国約14,000社の解体業者さんのうち、厳しい審査基準をクリアした約870社以上の優良な解体業者さんの中から、お問い合わせいただいた方にぴったりの解体業者さんを無料でご紹介しております。

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