本記事では、東京都世田谷区内で実際に行われた解体事例をご紹介します。
見積書の詳しい読み方や世田谷区の坪単価、別の解体事例など、世田谷区で解体工事をお考えの方にお役立てる情報を掲載していますので、ぜひご確認ください。
世田谷区の解体事例
構造 | 木造2階建て家屋 |
---|---|
坪数 | 36坪 |
解体工事費総額 | 196万円 |
本事例の依頼主さんは、ご依頼の段階で自身の土地の売却が決定していました。
売却の際、土地は更地にして引き渡す約束になっているため、解体工事を依頼されました。
実際の見積書をチェック
品名 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
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仮設養生 | ||||
単管養生 | 189.00 | ㎡ | 1,000 | 189,000 |
仮設水道立上げ | 1.00 | 式 | 30,000 | 30,000 |
重機回送費(重機0.25) | 1.00 | 式 | 60,000 | 60,000 |
S造・木造2階建て解体工事 | ||||
内部造作物 | 118.42 | ㎡ | 1,300 | 153,946 |
建屋上屋 | 118.42 | ㎡ | 1,300 | 153,946 |
基礎撤去(重機解体) | 77.39 | ㎡ | 3,000 | 232,170 |
外構撤去、土間撤去、樹木撤去 | 1.00 | 式 | 30,000 | 30,000 |
発生材運搬処分 | ||||
木くず | 32.00 | ㎡ | 4,000 | 128,000 |
廃石膏ボード | 6.00 | ㎡ | 12,000 | 72,000 |
廃プラ | 2.00 | ㎡ | 10,000 | 20,000 |
がれき(外壁モルタル・レンガ等) | 8.00 | ㎡ | 13,000 | 104,000 |
繊維くず(断熱材等) | 1.00 | 式 | 50,000 | 50,000 |
屋根材スレート(アスベストレベル3) | 5.00 | ㎡ | 25,000 | 125,000 |
混合ゴミ | 5.00 | ㎡ | 16,000 | 80,000 |
樹木 | 4.00 | ㎡ | 6,500 | 26,000 |
コンクリート2次製品(外構CB) | 3.00 | ㎡ | 6,500 | 19,500 |
コンクリートガラ | 28.00 | ㎡ | 5,500 | 154,000 |
解体費 合計(税込) | 1,960,000 |
項目が多くて混乱しそうですが、上記の見積書の費用項目を大きく分けると、全部で3項目です。
まず、足場を組んだり防音シートを張り巡らせるなど、解体工事の下準備にあたる「仮設養生」。
そして、建物本体を取り壊す作業にかかる「S造・木造2階建て解体工事」と、解体工事で発生した廃材の処分費用である「発生材運搬処分」の3項目です。
発生材運搬処分には、建物本体の廃材以外にも様々なモノの処分費用が含まれます。
例えば、「コンクリート2次製品」は家の周りを囲むブロック塀のことで、建物本体の処分費用には含まれません。
また、「屋根材スレート」には有害物質であるアスベストが含まれており、処分単価は1㎡あたり2万5,000円と他の項目比べても高くなっています。
アスベストは専門の資格を持っていないと除去工事が行えないため、処分費用は高額です。
なお、解体業者さんがアスベストを取り扱えない場合は、専門の業者さんに依頼するため、さらに高額な費用が発生します。解体業者選びは慎重に行いましょう。
見積書に「アスベストレベル3」と記載されているように、アスベストにはレベルが存在します。
アスベストのレベルは1~3まであり、1が最も危険で3が比較的危険度が低いとされています。
アスベストのレベルが高いほど撤去費用も高くなるので、アスベストの有無は業者さんの事前調査で確認してもらいましょう。
アスベストの「レベル」とは?アスベストの撤去費用はどれくらい?
重機の大きさで作業効率が変わる?
上記の見積書にある「重機回送費(重機0.25)」は、「重機0.25」を運ぶための費用を表しています。
「重機0.25」は重機の種類のひとつであり、2階建ての建物を屋根から崩せるほどの大きな重機です。
※(画像) 重機0.25
引用:三和リース株式会社 | バックホー0.25 VIO80-1クレーン仕様
解体工事は基本的に、大きな重機を使用した方が効率が良く、工期を短く出来るため人件費を抑えられます。
ただし、大きな重機を使うためには、家までの道幅や敷地内のスペースに十分な余裕が必要です。
上記の重機0.25を運び込むためには、6トントラックが必要になるので、道幅の直径は4m以上なければなりません。
直径4mは自動車2台がすれ違えるほどの幅なので、路地裏などの狭い道では重機0.25が使用出来ないケースもあります。
小さい重機を使う場合、または重機を使えない場合は工期が長くなり、人件費も多く掛かるため追加費用が発生してしまいます。
高額な追加費用を避けるために、重機を使えるスペースが十分にあるか、前もって解体業者さんにきっちり測量してもらいましょう。
世田谷区の坪単価相場
世田谷区で解体工事を行う場合、坪単価の平均相場は以下の通りです。
坪数/構造 | 木造 | 鉄骨造 | RC造 |
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20坪 | 3.6万円 | 4.6万円 | 6.5万円 |
30坪 | 3.4万円 | 4.3万円 | 6.1万円 |
40坪 | 3.2万円 | 4.1万円 | 5.9万円 |
なお、坪単価は建物本体の解体にかかる人件費と廃材処分費を合わせたものです。
本事例の見積書では「S造・木造2階建て解体工事」の項目が該当します。
解体費用の総額は算出できませんので、ご注意ください。
世田谷区 解体事例をチェック
先程の事例と同じ世田谷区内の解体事例を見ていきましょう。
世田谷区隣家との距離が近い工事例
本事例の依頼主さんは、取り壊す建物と隣家の距離が近いために、がれきが隣家にぶつかるなどのトラブルを心配されていました。
しかし、当協会がご紹介した解体業者さんが丁寧に工事を行い、心配していたクレームは一切ありませんでした。
下記の記事では事例の詳細が読めますので、合わせてご覧ください。
構造 | 軽量鉄骨2階建家屋 |
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坪数 | 31.5坪 |
解体工事費総額 | 233万2,000円 |
世田谷区 手壊し解体をした解体事例
敷地の入口が自動車1台分程度の幅しかなかったために、重機が運び込めずに手作業で解体を行った事例です。
通常、手作業で解体を行うと追加で高額費用が掛かってしまいます。
しかし、当協会を利用し手壊し解体が得意な業者さんに依頼できたので、他社の見積りよりも50万円以上も費用を抑えて契約ができました。
構造 | 木造2階建家屋 |
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坪数 | 17坪 |
解体工事費総額 | 105万円 |

まとめ
複数の解体事例をご覧頂きましたが、解体工事は事例ごとに状況が大きく異なります。
解体業者さんにもそれぞれ得意な分野があるため、敷地や建物の状況に合わせた業者さん選びを行うことが、解体費用を抑えるコツです。
当協会が運営する解体無料見積ガイドでは、過去4万9千件以上の解体工事データから、ご連絡頂いた依頼主様の建物や敷地の状況に合わせた解体業者さんをご紹介しています。
しかも、お見積りは1社だけでなく、最大6社の解体業者さんが行うので、解体費用相場の徹底比較が出来ます。
どなたでも無料でご利用頂けますので、お気軽にご相談ください。