【さいたま市緑区】解体費用はどんぶり勘定?内訳のない見積書が届いた

解体工事前

「解体工事一式 1,150,000円」見積書には項目がひとつしかありませんでした。あまりのどんぶり勘定に驚愕です。しかし、解体工事の見積り依頼をするのは初めてだったので、業界ではこれが普通なのかと関心していました。
しかしながら、見積書に内訳が記載されていないのはどうしても不安だったので、他の解体業者さんからも見積りを取って妥当な金額かどうか探りを入れたのです。すると、2社目に依頼した解体業者さんからは内訳がしっかり記載された見積書が届きました。結局、金額差はそこまでなかったものの、見積書の印象がよかった2社目の解体業者さんに解体工事をお願いしました。

この記事では、飯田様が当局にお問い合わせ頂いてから解体工事を完了させるまでの一部始終を紹介します。

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あんしん解体業者見積もりガイド

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さいたま市は解体業者が多い

初めて見積りを依頼した解体業者さんは知り合いから紹介してもらいました。しかし、2社目は自分で手配しなければなりません。まずは、ネットでさいたま市内の解体業者を探してみました。すると何社もヒットしたのです。さいたま市内には解体業者さんが多く、どの解体業者さんに問い合わせればいいのか分からなくなりました。そこで、直接問い合わせて見積りの段取りをするのは諦めて、第三者機関の見積り比較サイトを利用したのです。

飯田様は、ネットで解体業者の情報を集めているうちに、当協会が運営する解体無料見積ガイドのホームページをご覧になりお問い合わせ頂きました。

認定協会に問い合わせると、近くで予定が合いそうな解体業者さんと日程を調整してくれました。数日後、紹介してもらった解体業者さんが測量にきて見積書を作成してくれました。

明朗な見積書に感動!

見積り

送られてきた見積書を見て驚きました。なんと見積書には内訳がしっかりと記載されていたのです。上部に総額、その下に内訳の費用項目が10項目以上も載っていました。最初にもらった見積書とは比べ物になりません。まずは、総額から見ていきます。

見積詳細

総額は110万円。最初に見積もりを取った解体業者さんよりも少しだけ安くなりました。
続いて、内訳の項目もいくつか紹介します。

名称 数量(単位) 金額
養生費 800円(円/㎡) 126,000円(円/㎡)
廃材処分費 35,000円(円/坪) 691,250円(円/坪)
手壊し費 30,000円(円/式) 30,000円(円/式)
浄化槽撤去費 50,000円(円/式) 50,000円(円/式)
残置物撤去費 15,000円(円/式) 15,000円(円/式)

養生費

内訳最初の項目は「防炎シート養生組立費」です。通称、養生シートと言われます。養生シートは厚手の特殊な素材で出来ており、周囲にホコリや騒音が漏れるのを防いでくれます。金額は12万6,000円と結構高額ですが、苦情やトラブルを未然に防ぐためには重要な項目です。

養生シート

廃材処分費

2つ目は金額が一番大きい費用項目「木造2階建物解体撤去費」です。木造2階建物解体撤去費は建物の撤去に掛かる作業費です。また、規格・仕様の欄に「発生廃材運搬処分共」の記載があるので廃材の処分費用も含まれています。

MEMO
見積書の書き方には厳格なルールがありません。解体業者さんによって項目の名称もさまざまです。そのため、建物を壊す費用と廃材を処分する費用を分けて記載される場合もあります。

住宅の取り壊しに必要な作業費の単位は坪数です。解体業者さんごとに異なる坪単価と実際に測量して分かった坪数を掛けて計算します。今回お願いした解体業者さんは坪単価3万5,000円、測量結果は19.75坪でした。

手壊し費

続いて気になる項目は「手壊し費」です。金額は一式3万円となっています。手壊し費とは家屋を手作業で壊すのに掛かる費用で、隣の建物との間隔が極めて狭い時に発生します。重機で一気に壊してしまうと隣の家屋を傷つけてしまう恐れがあるからです。

MEMO
周辺の道幅が狭く、解体用の重機が作業現場に入って来れない場合も手壊し費が発生する可能性があります。測量の際は付近の道幅も確認してもらいましょう。

浄化槽撤去

解体工事の追加費用で代表的なのが「浄化槽撤去費」です。追加費用の項目としては地中埋設物と言わる場合もあります。主に地中埋設物には浄化槽などの便槽、以前解体工事をした際に埋められた建物の瓦礫(がれき)などが含まれます。
ただ、地中埋設物は実際に作業を進めてみないと正確な見積りはできません。実際に地中埋設物があった場合、撤去費用が見積り金額より高くなるケースも少なくありません。追加費用が発生すると厄介なので、測量の時に解体業者さんとしっかり打ち合わせしておきましょう。

残置物撤去費

建物内に家財道具や不用品が残っている場合も追加料金が発生します。しかも、金額はかなり割高です。工事業者さんが家庭ゴミを処分する場合、事業ゴミとして処分されるのでリサイクル料金が多めに掛かってしまいます。
見積書では冷蔵庫の撤去費用で「残置物冷蔵庫撤去費」1万5,000円が記載されています。ただ、木製のタンスなどは家屋の瓦礫(がれき)と一緒に処分できる場合があります。無料で処分してもらえる物がないか測量の時に詳しく見てもらいましょう。

見積書の項目で分からないものはその都度問い合わせて教えてもらいました。内訳について疑問は全て解消できたので、認定協会に紹介してもらった解体業者さんに引き続き解体工事も同じお願いしました。

いよいよ解体工事開始!

解体工事前

建物の周囲にしっかり養生シートを張ってもらい、いよいよ解体工事スタートです。
解体工事は最初に屋根と内装を撤去します。重機を使って壊すのは骨組みだけになってからです。また、重機を使って家屋を壊していくと大量にホコリが発生するので散水しながら作業をします。苦情やトラブルの原因で一番多いのはホコリによるものです。

更地

家屋を撤去し終えたら重機で地面を踏んで平らな更地にしていきます。大きな石やコンクリートの塊が残っていないかもしっかり確認してくれました。

さいたま市緑区の解体事例まとめ

更地

最初にもらった見積書は項目がなくて不安でした。でも、認定協会に紹介してもらった解体業者さんに作ってもらった見積書は、解体工事にどんな工程があってどの作業にいくら必要なのかしっかり確認できました。その後の問い合わせにも親身になって対応してくれたので、見積金額に納得して解体工事ができました。

飯田様のように、見積書の金額に不安を感じてお問い合わせ頂く方はたくさんいらっしゃいます。内訳の項目があまりに少ないと感じたら、他の解体業者さんからも見積りを取って見積書を比較してみましょう。

『あんしん解体業者認定協会』では、全国約75,000社の解体業者さんのうち、厳しい審査基準をクリアした1,000社以上の優良な解体業者さんの中から、お問い合わせいただいた方にピッタリの解体業者さんを無料でご紹介しております。専門のスタッフが丁寧に対応致しますので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

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