新築の建て替えで解体工事をしました。解体費用は総額182万円。実は、解体工事を依頼した解体業者さんは、相見積を利用して金額が高かった方の解体業者さんです。
でも、解体業者さんを決めた理由は高いからではありません。金額が高い方の解体業者さんを選んだ理由は3つあります。
あんしん解体業者認定協会は無料で利用できる解体業者の見積り比較サイトです。
品質とサービス内容を重要視!
解体業者さんを選ぶ際に注意したのは品質です。なぜなら、お隣さんとは昔から面識があり、普段から礼儀やふるまいに関して厳しいのは分かっていました。なので、新築を立てるための工事が原因で、これまで積み上げてきた関係をこじらせたくなっかったのです。正直、金額にいとめは付けないつもりでした。
かと言って、ただ高い方の解体業者さんを選んだ訳ではありません。結果的には高い方の解体業者さんを選びましたが、決め手は見積書を比較した結果です。
ちなみに、見積りを依頼した解体業者さんも闇雲に探した訳ではありません。きちんと国から認可を受けて営業している解体業者さんで、これまでに違反履歴がないところから選びました。解体業者選びに利用したのは、解体業者専門の見積り比較サイトです。
佐藤様は、ネットで解体業者の情報を集めているうちに、当協会が運営する解体無料見積ガイドのホームページをご覧になりお問い合わせ頂きました。
既に、他の見積比較サイトを利用していくつか見積りをお持ちでしたが、当協会からも2社の解体業者さんを紹介させて頂きました。
2社からもらった見積書を比較
認定協会に問い合わせてからしばらくして、調整してもらった日程で解体業者さんが測量に来てくれました。それぞれの見積り結果です。
解体業者 | 金額 |
A社 | 182万円 |
C社 | 150万円 |
金額差は32万円。2社の見積書を見てみます。
A社の見積書
A社さんは、見積書が2枚に分かれていて、1枚目に総額と簡単な内訳、2枚目に内訳の詳細が載っていました。

A社の見積書1枚目
1枚目の内訳を見ると、費用項目の大体の分類が分かります。
- 【仮設養生】→ホコリや騒音を防ぐために建物の周囲に張る養生シートの費用
- 【木造2棟解体工事】→建物を壊す作業費
- 【発生材運搬処分】→建物の瓦礫(がれき)を処分場まで運んで処分してもらう費用
- 【諸官庁届出】→各種届け出に必要な費用
2枚目の内訳では、より細かい費用項目が詳しく載っていました。

A社の見積書2枚目
続いてB社さんの見積書も見てみます。
B社の見積書

B社の見積書
B社さんは見積書が1枚にまとまっていました。
項目名は少し違いますが、費用の分類はA社さんと同じく大きく4つに分けられていました。
- 1.仮設工事→ホコリや騒音を防ぐために建物の周囲に張る養生シートの費用
- 2.解体工事→建物を壊す作業費
- 3.運搬・処分→建物の瓦礫(がれき)を処分場まで運んで処分してもらう費用
- 4.その他→各種届け出に必要な費用、重機回送費、調査費など
A社に決めた3つの理由
A社に依頼を決めた3つの理由のうち、2つは見積書の費用分類を比較したのがきっかけです。A社とB社の見積書から費用分類ごとにまとめました。
A社費用分類名/B社費用分類名 | A社金額 | B社金額 |
【仮設養生】/1.仮設工事 | 32万5,000円 | 8万9,100円 |
【木造2棟解体工事】/2.解体工事 | 84万7,800円 | 43万2,600円 |
【発生材運搬処分】/3.運搬・処分 | 65万5,000円 | 73万0,750円 |
【諸官庁届出】/4.その他 | 5万0,000円 | 14万0,000円 |
4つある分類のうち、決め手になった理由に関係があるのは1つ目「【仮設養生】/1.仮設工事」と3つ目「【発生材運搬処分】/3.運搬・処分」の分類です。
理由1.養生シートの範囲に漏れがない
最初の決め手になったのは、費用分類の表1つ目「【仮設養生】/1.仮設工事」の費用分類です。仮設養生とは、養生シートとも言われます。周囲にホコリや騒音が漏れるのを防ぐために、建物の周りに張るシートです。
A社費用分類名/B社費用分類名 | A社金額 | B社金額 |
【仮設養生】/1.仮設工事 | 32万5,000円 | 8万9,100円 |
金額を比べるとA社さんとB社さんでは20万円以上も差がありました。そこで、理由をそれぞれの解体業者さんに問い合わせてみたのです。
B社の養生範囲と問い合わせ結果

B社さんの養生範囲
すると、B社の担当者さんは「建物が隣接していない場所は養生シートを張らなくても大丈夫ですよ」と説明してくれました。実際、建物の裏手は崖、右手は駐車場になっていました。そのため、B社さんは金額面に配慮して、できるだけ安く抑えようとしてくれているのが分かりました。でも、張らなくてもいいと言われたのは正直不安でした。
A社の養生範囲と問い合わせ結果

A社さんの養生範囲
一方A社の担当者さんは、漏れなく養生シートを張るので見積書の範囲になると説明してくれました。実際、見積書を確認すると、A社さんの方が範囲が広く設定されていました。やっぱり、解体工事中は近所の方が目の前を通るので、見ため的にも全面にシートを張った方が安心だと判断しました。A社さんがもとから近隣を配慮して、あらかじめ漏れのない金額で見積りを出してくれたのにも関心でした。
理由2.廃材の内訳が詳細だった
2つ目に決め手になったのは、費用分類を比較した表の3つ目「【発生材運搬処分】/3.運搬・処分」の詳細です。
A社費用分類名/B社費用分類名 | A社金額 | B社金額 |
【発生材運搬処分】/3.運搬・処分 | 65万5,000円 | 73万0,750円 |
どちらの解体業者さんもしっかり営業許可を取って運営しているのは確認できていました。なので、不法投棄や違法な作業が行われる心配はしていませんでした。ただ、見積りに差があったとすれば、A社さんの見積書からは必要以上に明朗な表記をしている印象を受けたのです。

A社見積書2枚目抜粋
特に、A社さんの見積書2枚目「発生材運搬処分」の項目は、リサイクルする品目が細かく記載されていました。正直、品目名を見ても素人の自分にはよく分かりません。でも、ここまで詳細に分別してリサイクルすると表記してもらえたのは安心でした。
同時に、工事をした実家が、どこか別の場所で何かに役立てるのだと実感しました。本来は分別するリサイクルの品目も表記するのが普通なのか分かりません。でも、比較したB社さんにくらべると、明らかに詳しい見積書だったのでA社さんに誠意を感じました。
理由3.予想以上の丁寧な対応
3つ目の理由は、A社さんの対応が細かいところまで丁寧だったからです。ちなみに、3つ目の理由が一番の決め手でした。当初、解体業者さんの測量に立ち会うまではどのように見積りを出すのか不安でした。でも実際は、どちらの解体業者さんも測量の時にこと細かく説明をしてくれたので助かりました。さらに、A社さんからは、送られてきた見積書に丁寧な書面が同封されていたのです。

A社の見積書に同封されていた書面
ちょうど、ご近所の挨拶周りをどうするか悩んでいたので、同封されていた書面を見て安心しました。もちろん、他にもやならきゃいけない課題がいくつもありました。でも、このままA社さんにお願いできれば大丈夫そうだと感じました。そこで、複数の解体業者さんの見積りを比較した結果、解体工事はA社さんにお願いしたのです。
解体工事開始
解体工事が始まると、事前の打ち合わせ通り周囲にしっかり養生シートを張ってから作業をしてくれました。
瓦は一枚ずつ手作業で剥がしていきます。いきなり重機で全てを壊してしまうと効率よく廃材を分別できなくなってしまうからです。そのため、屋根材、内装などを撤去して骨組みだけになってから重機で崩していきます。
重機で作業をする際は、重機の下に板を敷いて作業してくれました。重機は非常に重たいので、作業中に道路を傷つけてしまう恐れがあるからです。
家屋部分の次は土台部分のコンクリートを砕いて取り除きます。
最後は凸凹になった地面を平らにならして、きれいな更地にしてくれました。
川崎市麻生区の解体事例まとめ
いくつも解体業者さんから見積りを取って比較したので、なかなか解体業者さんが決まりませんでした。でも、見積書の細部までしっかり比べて納得できる解体業者さんにお願いできたので満足です。作業中も細部まで配慮して作業をしてくれたので、A社さんに依頼して本当に良かったです。
『あんしん解体業者認定協会』では、全国約75,000社の解体業者さんのうち、厳しい審査基準をクリアした1,000社以上の優良な解体業者さんの中から、お問い合わせいただいた方にピッタリの解体業者さんを無料でご紹介しております。専門のスタッフが丁寧に対応致しますので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。