新築を建てるため解体工事をしました。土地は以前に購入した川西市内の空き家付き物件です。ただ、周辺は住宅が密集しているので解体工事の騒音がきっかけで近隣とトラブルにならないか心配でした。
木村様のように住宅が密集している場所で解体工事をする場合、近隣への配慮は不可欠です。瓦礫(がれき)、騒音、ホコリなどが原因でクレームが入ることは珍しくありません。
この記事では、木村様が当局にお問い合わせ頂いてから解体工事を完了させるまでの一部始終を紹介します。
あんしん解体業者認定協会は無料で利用できる解体業者の見積り比較サイトです。
インターネットで解体業者探し
すでに新築工事の目処は立っていましたが、解体工事の話は全く進んでいませんでした。ハウスメーカーに頼めば解体業者の手配もしてくれるのは分かっていましたが、金額が高くなると聞いていたので解体業者は自分で手配しようと決めていました。
とはいっても、知り合いに詳しい人はおらず、ネットで少し調べたくらいでは解体費用の詳しい相場まで分かりませんでした。やはり、実際に見積りを取ってみないと始まらないのでネットで近くの解体業者を探していました。
すると、解体業者の他に解体業者専門の見積り比較サイトを見つけたのです。
木村様は、当協会が運営するあんしん解体業者見積りガイドのホームページをご覧になりお問い合わせ頂きました。「金額が最優先だけど、これから住む場所なので近隣とトラブルは起こしたくない..近隣の配慮に優れた解体業者さんを紹介して欲しい！」と希望されていたので、当協会からは3社の解体業者さんをご紹介させて頂きました。
解体業者3社の見積り
認定協会から紹介してもらった解体業者さんは、3社とも現地で測量をして後日、見積書を送ってくれました。
3社の見積り結果です。
| 解体業者 | 金額 |
| Ａ社 | 132万円 |
| Ｂ社 | 128万円 |
| Ｃ社 | 124万7,400円 |
金額だけ見るとC社が一番安いですね。
まずはC社の見積書から見てみます。
C社見積り詳細
C社見積書には「木造二階部分手バラシ解体、処分」の項目があります。手バラシとは、手作業で解体工事をするという意味です。解体業者さんによっては『手壊し』とも言います。
わざわざ手作業で壊すのは高い場所で解体工事している時に、崩れた瓦礫(がれき)が近隣の建物に当たってしまうのを防ぐためです。重機で一気に壊すと、落下位置を完璧には把握できないですからね。2階部分は手作業で少しずつ丁寧に壊していくようです。
建物が密集している場所では、なるべく手作業で解体工事を進めた方がトラブルを避けられるわけですね。
ただ、手バラシで解体工事をする場合、重機で解体工事をするのに比べて人件費が高くなります。さらに、規模が大きいと工期が長くなってしまうのでスケジュールには余裕を持っておきたいですね。
続けてA社とB社の見積書も詳しく見ていきます。
まずはA社の見積です。
A社見積り詳細
A社の見積書にも「一部手バラシ」の記載がありますね。
最後にB社の見積書をみていきます。
B社見積り詳細
手バラシの記載がありませんね..。C社との金額差は4万7,400円。
二番目に安い金額です。
3社の見積りを比べた結果、C社は二階部分を手作業で壊すオプション込で一番安いと分かりました。何か項目を削って安くなっている訳ではないようです。A社との金額差は6万7,400円。迷うことなくC社に依頼を決めました。
解体工事開始
解体工事が始まるとまず最初に建物の周りに足場を組みます。
足場が組み終わると養生シートを張って、周囲に騒音とホコリが漏れるのを防ぎます。
建物がすっぽりと収まる高さまで養生シートを張ってくれます。養生シートが張れたら二階から解体工事をしていきます。
二階部分の解体工事が終わると建物の内装を撤去して、骨組みだけにします。
内装に使われている壁やガラス、鉄などはそれぞれ細かく仕分けをして処分場に持って行って処分してもらいます。
骨組みだけになった家屋は重機を使って一気に壊していきます。
建物部分がなくなると、次は基礎といわれる土台部分を崩して撤去します。
基礎部分は地面に埋まっているので、掘り起こしながら取り除きます。
最後に、重機で地面を均して整地をしたら解体工事完了です。
兵庫県川西市の解体事例まとめ
2階部分は職人さんが手作業で丁寧に解体工事してくれました。おかげで、心配していたトラブルもなく無事解体工事を完了しました。
確かに金額は重要ですが、解体工事は安いから良い！ものではありません。木村様のように相見積もりを利用すれば、金額もサービス内容も同時に比べられます。
『あんしん解体業者認定協会』では、全国約75,000社の解体業者さんのうち、厳しい審査基準をクリアした1,000社以上の優良な解体業者さんの中から、お問い合わせいただいた方にピッタリの解体業者さんを無料でご紹介しております。専門のスタッフが丁寧に対応致しますので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
近隣の解体業者が最も安いとは限りません。少し離れたエリアの解体業者のほうが安くなる場合もあります。
実例の見積書です。同じ工事内容で50万円以上の金額差が出ています。
こちらは、廃材の処分費用で金額差が出た例です。この他にも、解体業者ごとの得意分野や施工日程などでも金額差が出ることがあります。
（社）あんしん解体業者認定協会では、解体業界の透明化を目指し、お施主様と優良な解体業者様が適切に出会えるよう、無料の見積比較サービス「解体無料見積ガイド」を運営しています。
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