お客様の声 千葉県 木造住宅 1階建て

借地を返却するとなったら解体業者を探さなければいけませんが、初めての解体でどこにお願いすればいいのかわからないといった方も多いのではないでしょうか。

しかも土地を借りている以上、毎月借地代がかかってしまうので早く解体したいですよね。

私も相続した実家の借地代で毎年20万円近くかかっていましたが撤去して無事返却することができました。しかも便利なサービスを見つけて解体費用を安くできました。

解体業者探しスタート

工事の様子

いざ家を撤去するとなっても何から始めればいいかわかりませんでした。お金はいくら必要か、どこにお願いすればいいのか……

私のまわりで家を取り壊した人がいなかったので頼れる人もいないのでインターネットで調べてみました。解体業者さんのホームページや解体の情報サイトをいくつか読んでみてだいたい100万円くらいはかかるだろうと予想できました。

でも、色々見てみるとサイトによって金額が違って、実際いくらになりそうかわからなくなりました。

しっくりこないまま家族に相談すると、インターネットの一括見積りサービスで見積りをとってみたらどうか、という話になりました。

誰がやっているかわからないし、ましては100万円単位でお金がかかることをインターネットで決めていいのか、と不安になりました。

娘に「また心配しすぎ!」と言われながらインターネットで検索してみました。いくつか一括見積りサイトを見た中で、利用者の感想と金額例が1番たくさん載っているサイトに問い合わせてみることに(本当に大丈夫なんだろうか……)。

一括見積りサイトに問い合わせてみて

もしこのサイトの対応が悪くても他にもあたるところはある、そう思って思い切って電話してみました。

最初に電話を受けた女性スタッフが千葉県の担当者につないでくれました。千葉県を長く担当していると聞いて、まずは良い人にあたったとホッとしました。

実家の場所や広さなどを伝えた後、間もなくして担当者さんが工事業者さんを3社紹介してくれました。

解体業者さんが見積りを出すために解体現場を確認しなければいけないとのことでした。私が住んでいる江東区から実家までは電車をつかって1時間以上かかりますが、室内を見ておきたい気持ちがあったので、業者さんと現場で会うことになりました。

平日はパートがあって行ける日が限られていますが、3社の業者さんと同じ日に立ち会えるように、担当者が気をまわして調整してくれました。

3社の解体業者と実際会ってみて

取り壊す建物の室内

どの解体業者さんも待ち合わせの時間通りに来て、建物の確認も問題なく進みました。だいたい何日くらいかかりそうか、私の方でやっておくべきことはあるかなど、こちらの質問にもしっかりと答えてくれました。

その中である業者さんは、ご近所への挨拶まわりについても詳しくお話ししてくれました。何軒先まで挨拶するか、留守だったらどうするかを知らせてくれたのでとても好印象でした。

工事が始まったあと現場を見に来れないのが心配だったのですが、こうして説明してくれる業者さんにはお任せして大丈夫そうだなと感じました。

内壁に書かれた「ありがとう」の文字

葬儀の後、遺品を整理していたので大体の片付けは済んでいました。あとは大きな家具など使わない物は業者さんに処分してもらうことにしました。

あとは解体の日を待つだけです。最後にもう一度、工事が始まる日に来ようか迷いましたが辛くなりそうだったのでやめました。

いつも家族で集まっていた居間の壁に「ありがとう」のメッセージを書いて実家とお別れしました。

解体業者を決めた理由

解体業者さんと現場で立ち会ってから間もなく、3社から見積りが届きました。失礼な言い方ですが、予想に反してどの業者さんも対応がちゃんとしていたので迷うところです。

  1. S社さん93万円
  2. Y社さん82万円
  3. H社さん88万円

(各社税込み金額)

紹介サイトの担当者さんは各社の特徴や工事の実績を色々と教えてくれました。その中でY社さんについて、近隣の地域にもしっかりと配慮して工事をすると言っていましたが実際に現場で立ち会った時にその姿勢を見れたので説得力がありました。

家族とも相談した結果、82万円のY社さんにお願いすることにしました。

契約のやりとりも問題なく進みました。工事前のご近所への挨拶も約束通りしっかりとやってくれたようです。挨拶にまわった家に印をつけた地図を、後日工事の写真と一緒に送ってくれました。ここまでちゃんとやってくれるんだと感心しました。

解体工事スタート

いよいよ解体工事が始まります。

解体業者さんが紹介サイトの担当者さんに工事の進捗を随時報告していたのでその写真を私にも送ってもらいました。

家の周りに養生シートを張ったあと、家の中の家具などすべて運び出します。

残置物が残った室内

最後まで使おうかどうしようか、迷った椅子。

トラックに積まれた家財道具

すっかり何もなくなりました。

残置物が撤去された後の室内

屋根の瓦を外します。

瓦が撤去された後の屋根

重機で取り壊していきます。

散水をしながら重機を使って建物を取り壊す様子

小雨が降っていた日も作業してくれていたようです。風が強い日でしたが小雨ならホコリが飛び散らないので問題はなかったようです。

取り壊しが進んだ建物と重機

壊した時にでる廃材は、種類ごとに分けて運んでいました。

トラックに積まれた廃材を縛る作業

別角度から見た廃材を縛る様子

家を支えていた基礎のコンクリート部分を取り壊します。

基礎のコンクリートを掘り起こす作業

トラックに積み込まれたコンクリートがら

コンクリートの廃材も残さず撤去していきます。

基礎が掘り起こされた状態の地面

建材をすくい上げる重機と2人の作業員

庭の木は根から抜きました。

トラックの荷台に樹木をのせる様子

作業員の方が石を綺麗に取り除いてくれました。

手作業で整地をする作業員

工事完了です。

解体工事を終えて

整地が完了した更地

無事、9日間の解体工事が終わりました。解体業者さんから報告のお電話をいただいた時、ようやくホッとできました。良い業者さんにお願いしたとはいえ、離れた地での解体工事は、やっぱり心のどこかで心配していたのだと思います。

解体が終わったあとの手続きもありましたが、そこも紹介サイトの担当者さんにいろいろと教えてもらいながら無事申請できました。

大切な実家でしたが、穏やかな気持ちでお別れできました。実は、解体すると決めてからもこれでいいのかなと思うことはありました。

でも使いみちがなくなった家の負担を抱えている私を父が望んでいるのかな、と思うと撤去してよかったのだろうと思います。

50歳で生まれて初めての解体工事でしたが、もう経験することはおそらく無いと思います。その機会に、良い解体業者さんと出会って、無事土地をお返しできて本当に良かったです。