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新築するならお財布にも環境にも優しいエコキュートにしよう

これから新築を考えていらっしゃる方、お部屋の間取りやら何やら、決めなくてはならないことは山程ありますよね。
今回は給湯器でお悩みの方に向けて、省エネ型給湯機「エコキュート」を中心にご紹介いたします。

給湯器には主に「ガス給湯器」「灯油(石油)給湯器」「電気給湯器」の3種類がありますが、今回ご紹介するエコキュートは電気を動力にした「電気給湯器」です。

電気給湯器にはエコキュートの他に電気温水器という種類もありますが、エコキュートのお湯の作り方の方が少し複雑です。しかし、その仕組みのおかげで省エネが達成されています。

では、エコキュートとはどんな給湯機なのか、また、メリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

エコロジーでエコノミーな給湯機

「エコキュート」の「エコ」はエコロジー(環境に優しい)とエコノミー(経済的)、「キュート」は給湯と掛けられています。

エコキュートは関西電力によってつけられた登録商標です。今や日本全体でもエコキュートの愛称で知られているこちらの給湯機ですが、正式名称は自然冷媒ヒートポンプ給湯機です。
2001年にコロナが世界に先駆けて発売して以来、新しい住宅に住む世帯の導入率は右肩上がりで、2001~2005年での使用率は全体の13%でしたが、2011年以降は35%を占めるまでになっています。
参考 建築時期別給湯器・給湯システム|環境省建築時期別給湯器・給湯システム|環境省

エコキュートの仕組み

エコキュートは、エアコンにも使われているヒートポンプという技術が使われています。
ヒートポンプは外気中のCO2を汲み上げて電気の力で圧縮してさらに高温にし、その熱で水を温めます。

ekokyu-to shikumi
引用:DAIKIN「エコキュートの仕組み

1の電気エネルギーで、3の給湯エネルギーを作り出す

エコキュートは「電気エネルギー」を使い、「空気の熱」を汲み上げて、お湯をつくります。そのため、電気エネルギーだけでお湯を沸かすよりも少ない消費電力(約3分の1)で済むのです。

「電気のエネルギー」1+「空気の熱」2=給湯エネルギー3以上

エコキュートは物質を燃やして熱を作り出す訳ではないため、二酸化炭素の排出量をぐっと抑えられます。

また、熱を運んでいるのは「自然冷媒」という物質ですが、従来のフロン系冷媒と違ってオゾン層にダメージを与えません。

よって、少ないエネルギーで効率よくお湯を沸かせますし、地球温暖化防止にも繋がります。まさにエコキュートは経済的で環境にも優しい給湯器といえるでしょう。

電気温水器との違いは?

電気温水器は、電気の力でヒーターを暖め、タンク内に貯められている水を加熱し保温します。電気のみでお湯を沸かすので、エコキュートよりも電気エネルギーが必要になるのです。

エコキュートにすればこんなにお得!メリット3つ

エコキュートが多くの人に選ばれるのは、環境に良いからだけではありません。当然、人気があるのには様々な理由があります。
ここではエコキュートにした場合の具体的なメリットについて見てみましょう。

ランニングコストがぐっと抑えられる

地域によって多少の違いはありますが、Panasonicの調査によると、エコキュートのランニングコストの平均は月々2,000円です。(年間約24,000円)
一方で電気温水器は平均で年間102,000円なので、エコキュートと比較すると約78,000円ほどランニングコストを抑えられる見込みです。
以下の表は電気温水器、石油給湯機、ガス給湯機の平均的な年間コストを比較したものです。

給湯器(機)の種類 平均コスト(年間)
ヒートポンプ給湯機
(エコキュート)
24,000円
電気温水器 102,000円(エコキュートの約4倍)
石油給湯機 54,000円(エコキュートの約2倍)
ガス給湯機
(都市ガス)
64,800円(エコキュートの約3倍)

※東京電力エナジーパートナーエリアにお住まいの場合の平均コストです
参考 低ランニングコスト | 特長 | エコキュート | 給湯・暖房 | Panasonic低ランニングコスト | 特長 | エコキュート | 給湯・暖房 | Panasonic ランニングコストにはこんなに差があります。
これから10年、20年と住む家ならば明らかにエコキュートの方がお得ですね。

ガスによる火災の危険性がなくなる

エコキュートにする場合、多くの家庭では調理コンロもIHクッキングヒーターを導入し、「オール電化」にするのが一般的です。
オール電化にした場合はガスを一切使わなくなるので、ガス漏れや給湯器の劣化による火災のリスクは無くなります。古くなったガス給湯器が不完全燃焼を起こし、一酸化中毒になるような危険からも逃れられます。

災害時に強い

災害時には最悪の場合、ライフラインであるガス、水道、電気が一気に止まってしまう可能性があります。しかし、3つの中で電気は早く復旧する傾向にあるので、ガス給湯器よりも早くお湯を使用できるようになるかもしれません。

また、エコキュートの貯湯タンクのサイズはやや大きめです。そのため、断水時には貯めていた水を非常用水としてしばらく使えるというメリットもあります。

自治体によっては最大で10万円もの補助金アリ

エコキュートの製品価格は、最新式の製品だと約70~100万円程度です。それにプラスして設置費用がかかります。
旧型の製品でも、設置費用を含めると費用の総額は40万円前後かかってしまいます。
新築でエコキュートの導入を検討されてる場合、抑えられる費用は少しでも抑えたいですよね。

実は、エコキュートは環境保全的な観点で優れた給湯機であるため、設置する前に申請すれば補助金が貰えるケースがあります。
国からの補助金制度もありましたが、平成22年で終了しており、現在は自治体ごとに制度が設けられています。
自治体によっては補助金制度を終了してる場合もありますが、中には10万円ほど援助してくれる自治体もあります。賢くエコキュートを導入するため、ご自身の自治体に補助金制度があるかぜひ確認してみてください。

補助金制度のある自治体の例
東京都北区・・5万円(区内業者であれば6万円)
東京都新宿区・・10万円

ここは注意してほしい..!デメリット3つ

これまでエコキュートの良いところを多くご紹介してきましたが、見落とせないデメリットもあります。購入されるかどうかは、デメリットも把握した上で決断されてくださいね。

お湯切れの可能性

エコキュートの購入をお考えの方が懸念点としてよく挙げるのは、「お湯切れ」に対する不安です。
エコキュートは基本的に電気料金が安くなる深夜に電力を利用してお湯をつくり、貯湯タンクに貯めます。ガス給湯器のような瞬間湯沸かし器と違い、新たにお湯を沸かすのには時間がかかるため、日中にお湯を使い切ってしまった場合はしばらくお湯が使えない状態になってしまいます。
家族人数が多かったり、よく人が泊まりに来たりするご家庭の場合は注意した方が良さそうです。
もしも心配ならば貯湯タンクの容量が大きいものを選びましょう。

また、エコキュートには学習機能がついています。過去の使用湯量から翌日の使用湯量を予測し、夜間に沸き上げる量を判断する機能ですが、もしも予め使用湯量が多いと分かっている場合は、手動で「多め」「満タン」などに変更して対策する方法もあります。

低周波問題

実はエコキュートの運転時に発生する低周波音が原因で、不眠や頭痛を訴える人が稀にいます。
音量だけで見ると騒音値は約40db程度で、図書館並の静けさですが、低い音であるのが問題です。

全ての人に症状が出るわけではないため、低周波音が関与していると断定はされていませんが、群馬県では損害賠償を求める訴えも起きていました。
参考 エコキュートの音、健康被害に関与の「可能性高い」  :日本経済新聞日本経済新聞 電子版 エコキュートは深夜に稼働するものなので、特に自宅や隣家の寝室近くは避けるなど、設置場所についてはよく検討しましょう。

シャワーの水圧が弱い?

エコキュートにした方のお悩みとして多いのが、「シャワーの水圧が弱い」という点です。確かにエコキュートは、お湯を貯める貯湯タンクの耐圧の関係で、水圧を減圧してタンクに給水しています。そのため、どうしてもシャワーの水圧は落ちてしまいます。
しかし、シャワーの勢いが弱まったという苦情が相次いだため、今は高圧給湯タイプの製品もあります。高圧のタイプであれば、2階の浴室でシャワーを使ってもストレスなく使えるレベルです。
その他の対策方法としては、シャワーヘッドを低水圧用に取り替えるなどが考えられます。

省エネ型ガス給湯器も検討してみましょう

エコキュートはお湯を沸かすのに時間がかかってしまうというデメリットがありましたが、もしもその点を不安に感じるようであれば、必要なときに必要なだけ瞬時にお湯を作れる、ガスを動力にしたガス給湯器もおすすめです。
ガス給湯器にも種類がありますが、省エネに特化した主なガス給湯器は、「エネファーム」「エコジョーズ」です。もしくはガスと電気の両方を動力としたハイブリット型給湯器「エコワン」もあります。
それぞれどのような違いがあるか、見てみましょう。

ガスを動力とした省エネ給湯器

動力 販売価格 エネルギー効率 貯湯タンク 発電能力
エコキュート 電気 15~100万円程度 約300% あり なし
エネファーム ガス 150~200万円程度 約80% あり あり
エコジョーズ ガス 7~35万円程度 約95% なし なし
エコワン ガスと電気 15~90万円程度 約138% あり なし

エネファーム

エネファームはCMでお馴染みですよね。エネファームの大きな特徴としては、発電能力があるところです。都市ガスやLPガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて電気をつくります。家の直ぐそばで発電させるので、送電によるロスがありません。エコキュートと比較しても製品価格は2倍以上と決して安くはありませんが、効率よくお湯を沸かし、省エネ効果も高いため、電気代を節約できます。

エコジョーズ

エコジョーズは、従来の給湯器が空気中に排出していたお湯を作る際に発生する熱を回収し、再度お湯を作るのに利用します。そのため高いエネルギー効率が発揮されます。
知名度はそこまで高くありませんが、コストパフォーマンスに優れているところに惹かれて選ばれる方も多いです。

エコワン

ハイブリット給湯器と呼ばれ、電気とガスを動力にした新しいエコ給湯器です。
キッチンや洗面、シャワーなどはヒートポンプで沸かしたお湯を使用し、大量のお湯を要するとき(湯船にお湯をためるなど)には、ガス(エコジョーズ)でサポートしながらお湯をつくります。非常に効率が良いので、ガスはエコジョーズと比べて約85%、電気はエコキュートよりも約45%、年間のエネルギー消費量を抑えられています。

まとめ

エコキュートは環境に優しいだけでなく、エネルギー効率もずば抜けて高く、節約もできるオススメの給湯機です。
しかし、人によってはデメリットに感じる部分もありますから、よくご検討された上で、ご自身の生活スタイルに合ったものを選び、快適な新居生活を送ってくださいね。