~私が新築を建てるまでの軌跡~
今年、夢だったマイホームを建てることになりました。
年内にはマイホームを建てられるようにしようと妻と相談をして、まずはマイホームを建てる場所を決めるため不動産で土地を探しました。
場所は住み慣れた町田市で決めて、いろいろな不動産を巡り自分が求めている土地を探しました。
もくじ
希望通りの土地を購入
町田市での土地購入を考え始めてから、半年ほどでここにマイホームを建てたいと思える土地が見つかりました。
簡素な住宅街で、長年住むことを考えると
「ココしかない!」
と思い、古屋付きの土地で金額も安かったので、不動産会社にもう少しだけ安くならないかと交渉を行いながら、町田市の土地を購入することにしました。
交渉のかいもあり、土地を安く購入できましたがマイホームを建てるにあたり、まず行わなければと頭に浮かんだのが既存の建物の解体です。
安く土地を購入できるので、古屋付きが条件の土地を購入しました。でも、
「解体工事で高額な費用を払ってしまっては、せっかく安く土地を購入した意味がなくなる」
と悩みました。どうにか解体工事を安く出来ないかと思い、マイホームの設計をお願いしている設計士や工務店にも相談をしました。
設計士さんからは、「解体業者さんを紹介しますよ」とありがたい言葉を貰う事ができ、マイホームの設計もお願いしている方だったので、当初はそのまま解体工事もお任せしようと考えていました。
解体工事は、分離発注したほうがお得!?
そんな中、会社の昼休みに数年前に新築を建てた同僚にその経緯を話すと同僚から、
「設計士の知り合い業者だと手数料とかが発生して、解体費用が高くなる可能性があるぞ」
と言われました。何でも、建築士やメーカーに解体業者を紹介してもらうと、手間はかからないし安心だけど下請け業者や協力会社への仲介が行われる。
ハウスメーカーとは別の会社が解体工事を行うため、中間マージンが発生して何割か解体費用が高くなるらしいとの事でした。
解体費用を抑えようと設計士さんに相談をしたのに、実際は高くなるのか・・と、結局振り出しに戻ってしまいました。
少しでも解体費用を抑える方法がないかと、インターネットで探していると、解体費用を3社無料で比較できるサイトがあったので気になって見てみると、
『解体工事をぐっと安く』
という謳い文句がありました。
これは、試さずに後悔するよりかは、まずは試してみよう。と奥さんとも相談をした結果、見積も無料という事だったので、まずは問合せをしてみることにしました。
比較サイトに問合せる
サイトを見たのが深夜だったため、24時間対応とは書いてあったものの電話するのは気が引けたので、メールで問合せをしてみる事にしました。
「これで、見積書が届くのかな?」と思いながら、その日は横になりました。
翌日、知らないフリーダイヤルから電話がかかってきたので出てみると、昨晩メールで問合せをした比較サイトからの電話でした。
解体業者さんをご紹介するうえで、少しお話をお聞かせいただきたいのですが、お時間をいただいても宜しいでしょうか?」
と説明や解体工事予定の建物の話になりました。サイトを見たときに、
「なぜ安くなるのか?」
と疑問に思っていたので尋ねてみました。すると、
分離発注を行うことで中間マージンがなくなり、コストダウンに繋がります。
また、1社だけでなく比較することで一番相性の良い解体業者を選んで頂くことができるんです。」
と説明してくれました。
大体15分ほどで電話は終わり、後日解体業者を紹介してくれる事になりました。
話を聞く限り、正確な見積りを取るには現地を見ないといけないとの事でした。
「少しでも費用を抑えるには、解体業者と町田市の現地で立会いながら、解体工事を行う範囲など直接話した方が良いですね」
とアドバイスを頂いたので、立会うことにしました。
不動産に相談
比較サイトに問合せをしたことを、土地の購入時にお世話になった不動産にも相談をしたところ、
この不動産会社の担当の方は、土地を購入する際も、自分の事のように親身になってくれる担当さんで、妻とも「この人なら安心できるね」と話をしていたので、解体工事についても相談をして、本当に良かったと思いました。
後日、比較サイトにも不動産業者も立ち会ってくれる事を告げると、双方の都合が良い日で解体業者との現地確認の日を調整してくれることになりました。
不動産の担当者と私の都合が良い日が1月31日しかない事を伝えると、その日で無事で3者の解体業者と日時の調整をとってくれました。
現地確認の日まで期間があいたこともあり、ハウスメーカーとも打ち合わせをする日が持てたので助かりました。
解体業者との町田市で現地確認を行う1周間前の日曜日に、ハウスメーカーとも打ち合わせを行っていると、ハウスメーカーの担当さんが
「解体工事の仕上がりは、新築工事にも影響が出るので一緒に立会ってもいいですか?」
と言われたので、私と不動産の担当者、ハウスメーカーの担当者と解体業者の4者で現地確認を行うことになりました。
解体業者と現地を確認
比較サイトで東京を担当している初田さんが、うまく1月31日で3社の解体業者の時間を調整してくれたので、無事に4者で立会うことが出来ました。
午前中しか時間を取ることが出来なかったのですが、うまい具合に初田さんが時間をずらして調整をしてくれたので、解体業者同士が顔を合わせることなく無事に立会うことが出来ました。
現地で見ている範囲や確認事項など、不動産、ハウスメーカー、私、解体業者と4者で確認を取り合うことが出来たので、すんなりと終わることが出来ました。
私一人では答えられないことも、不動産の担当者とハウスメーカーさんがいてくれたので、問題なく受け答えもすることができたので良かったです。
購入した土地が町田市にあったため、東京の業者ではなく神奈川の近場の解体業者もいましたが、時間通りに来てもらい全ての解体業者と話をすることが出来ました。
1社あたり30分前後で、町田市の現地確認と質問などを終えた感じです。
解体業者とハウスメーカーの話を聞いていると、どうやら解体工事を行う際に必要な重機やトラックも入りやすく工事はし易いとの事でした。
あとからハウスメーカーに聞いてみると、重機やトラックを満足に使うには、4メートルほど道路幅がないと厳しいらしく、購入した町田市の土地は4メートル以上あるので、重機なども使いやすい立地との事でした。
普通乗用車が2台すれ違える幅がある道路であれば問題ないらしく、重機が使えない場合は費用が1.5倍~2倍程かかってしまうこともあるとの事でした。
うちは重機が使えるので解体費用は抑えられると言われホッとしました。
見積書を比較
実際に3社の解体業者から届いた見積書
現地確認をしてから、1週間ほど見積書の到着を待っていると、町田市の現地を見た3社の解体業者から見積書がメールで届きました。
見積書を見てみると、1枚で全部書いている解体業者もいれば、2~5枚ぐらいにまとめて書いている解体業者もいたりと、各項目の書き方も業者ごと違いがありました。
内容を見比べてみると、総金額を見比べてみると、179万円、183万円、295万円と1社だけ飛び抜けて高い。
項目毎で単価が書いてあったので見てみると、高い解体業者だけ単価が少し高い。
他の解体業者と比べてみると、一坪当たり5000~8000円ほど高い。
他の解体業者が安いのか、1社だけ高いのか気になると思い、比較サイトに連絡をして回答をもらったので、簡潔にまとめてみました。
見積り金額の違い
その他の人件費などはほとんど変わりがなく、解体工事の埋まり具合と処分場との友好関係が、解体費用の見積もりを安く出来ている理由と説明がありました。
私も、仕事柄人を管理する事がありますが、ちょうど人を持て余しているタイミングで新しい仕事の依頼がくると、無駄なく人を使う事が出来るので、人件費も無駄にならず効率よく仕事が出来る事があります。
なので、解体業者も工事が少ないタイミングで工事を埋めることができれば、職人を無駄にすることがなく使えるので、安くなるというのは分かります。
「でも、処分費用はそんなに変わるのであろうか?」
その点をハウスメーカーにも聞いてみたところ、処分場というのは処分場毎で処分物の引き取り価格が変わるらしく、さらに良い関係が築けていると値引きなども応じてくれるらしいと分かりました。
「なるほど。だから、ここまで金額差がついたのか。」
と納得しながら、改めて解体工事を依頼する業者をハウスメーカーにも見てもらい決めることにした。
解体工事の契約を結ぶ
見積りをハウスメーカーにも見てもらった結果、工務店からの評判が良い八王子市の業者に解体工事を依頼することにしました。
ハウスメーカーの担当者さんが、町田市の現地確認後に解体業者について調べてくれていて、地元の工務店から八王子の解体業者は評判が良いと聞きました、と教えて頂きました。
信頼できるハウスメーカーからもお墨付きをもらったこともあり、見積りを貰ってから、わずか3日で解体工事を依頼する業者が決まりました。
その旨を比較サイトにも伝えると、他の解体業者には断りを入れてくれるとの事でした。
正直、顔を合わせて見積りをしてもらっているだけに、断るのは気が引けていたので助かりました。
後日、解体工事を依頼する解体業者とハウスメーカーと私で、最終の町田市の現地確認を行い、契約書を交わすことになりました。
実際に交わした契約書がこちら※個人情報の箇所は伏せています。
ハウスメーカーさんにも契約書の内容を見てもらい、何も問題無いといただく事が出来たので、気兼ねなく契約書に署名と捺印をしました。
比較サイトに問合せをしてから二ヶ月の間に、トントン拍子で解体工事を頼む業者さんが決まりました。
ちなみに、設計士さんから紹介された解体業者さんの金額が250万円だったので、あの時比較サイトに問合せをしていなければ、約70万円も損をしてしまうところでした。
電化製品などと同じで、解体工事も複数の見積りの比較によって、ここまで大幅にコストカットが出来るんだと分かりました。
ぜひ、解体工事を行う機会があった際は、複数の業者から見積りをとって比較してください。
解体工事が始まる
契約を交わしてから、早2ヶ月。
新築の着工の関係もあり、契約をしてから解体工事が始まるまでの期間が空いてしまいましたが、いよいよ解体工事が始まります。
新築を建てるハウスメーカーの担当者さんも解体工事前の近隣挨拶に同行してもらい、3者で近隣への挨拶回りを行いました。
解体業者さんも、わざわざ工程表や菓子折りを持ってきて下さり、近隣の方へも滞り無く挨拶をすることができました。
ハウスメーカーさんも、
「ここまでやってくれる解体業者さんも珍しいですね」
と、驚いた表情で話をしていました。
解体工事が始まると、私が想像していた以上に工事は進んでいきました。
解体工事前の建物です。
周りに養生シートが貼られて、解体工事が進んでいます。
建物の中の作業は殆ど終わっているのが、外から見えてきました。
重機を使い始めてから、解体工事のスピードがあがり、ドンドン建物が無くなっていきます。
あとは、基礎部分のみとなってきました。
建物はほとんど無くなってきました。
あとは、残土を処分してもらうだけです。
残土を処分を行う上で、配管にも細心の注意を払い作業してくれています。
道路沿いの土を処分してもらいました。
解体工事が終わってみて・・・
わずか2週間で解体工事は終わりました。
ここからは、新築を建てるための工事が始まります。
今思い返しても、あの時に比較サイトに連絡をしていなければ約70万も損をしていたと考えるとゾッとします。
設計士さんには悪かったと思いますが、解体費用を抑えることができたので、抑えることが出来た費用分、新しい家具や家電製品も買うことが出来たし、キッチン周りも妻の要望通りにすることが出来たので良かったです。
解体工事は、一生に一度経験するかどうかのものだと思います。
私は、不動産の担当者さんやハウスメーカーさん、比較サイトの担当さんなど、良い人に恵まれることが出来て安心して解体工事を任せることが出来ました。
そして、イメージしていた以上にキレイでまっさらになった土地を見て、新しく建つマイホームの完成が、今から待ち遠しいです。
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