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古民家暮らしの選択肢「古民家移築」とは?

日本の伝統的な工法を施した古民家に住みたい、という需要は年々高まっています。古民家に住む方法の一つとして古民家移築が挙げられます。

古民家移築とは簡単に言うと古民家を解体して別の場所に古民家を立て直すということです。もちろん全ての古民家を、好きな場所に移せるという訳ではありせん。

条件を満たした古民家を、熟練の職人によって移築をして手を加えるので、一定の費用もかかります。しかし、自然素材の建材を使用して特別な技法で作られた古民家は、現在では作ることが出来ない昔ながらの和の美しさがあり、手を加える事で現代の暮らしにも馴染み、手間をかけても住みたいと思う魅力があります。

今回は古民家での暮らしを希望されている方へ、古民家移築とはどのように行われるのか?そして、実際に古民家移築を検討する前に知っておきたい注意点をご紹介します。

古民家移築の基礎知識

古民家に住みたいけれど、場所は今住んでいる所の近くが良い。古民家移築はそんな願いを叶えてくれますが、その分手間や費用がかかります。

古民家移築の魅力と注意点をご紹介する前に、まずは古民家移築とはどのように行われるのか?そして、実際に古民家移築についてもっと知りたい場合はどうすれば良いかに関してご説明します。

古民家移築とは

古民家移築とは、日本の伝統的な建築工法で建てられた建物を順序に沿って解体して、別の場所に建て直すことです。伝統的な建築工法で建てられた古民家の中には、実際に違う場所に移築されながら、何世代もに渡って住まれ続けている古民家も存在します。

すべての古民家が移築可能なわけではく、また移築の方法や再生の方法も様々です。主に建物全てを移築できる古民家は、木と木を金属等を使わずパズルのように組み合わせた木組みという伝統的な工法により建てれた古民家です。

木組みの技術で建てられた古民家を、工法を理解している職人によって解体して、場所を変えて建て直します。建物の一部が破損している・また今の暮らしには合わない場合もあるため、移築前に設計をしてリフォームをします。古民家再生とは異なり、手作業による解体費用や運搬費用・諸経費がかかるため、リフォームより高くかかる場合がほとんどです。

しかし手間や費用がかかっても、今では手に入らない太くて良質な銘木で建てられた柱や梁、職人技が光る居心地の良い古民家で、そして希望の場所に住みたいと考えた時の選択肢の一つとして古民家移築という方法があります。

古民家再生とは

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古民家に住む方法として古民家移築のほかにも古民家再生が挙げられます。古民家再生とは、場所を移動せずに今建っている場所で古民家をリフォームすることです。

古民家再生の場合は請け負える業者が多く、移築より費用がかからないケースが多いです。古民家のリフォームを希望している場合は、インターネットや情報誌・移住した先の不動産や自治体などから古民家の情報を探します。

移築とは異なり場所を移すことは出来ないため、移住先を決めてから古民家を探す・又は相続した家を再生されるというケースが考えられます。

古民家の移築や再生は現在注目されており、NPOの日本民家再生協会も設立されていて、NPO日本民家再生協会のサイトから事例や民家バンクといった譲りたいと希望のある古民家の情報も提供しています。

日本民家再生協会:民家再生の情報

古民家移築の情報サイト

古民家移築に興味を持ちサイトで調べてみると、新築物件とは異なり情報が少ない又は検索する言葉によっては希望と違うサイトが出てしまいます。

古民家移築が可能な古民家の販売や情報を提供しているサイトをまとめましたので、実際にどのような古民家があるのか・古民家移築の事例をご覧になりたい方は参考にして下さい。

サイトによっては実際に幾ら位費用がかかり、どにような建物の仕上がりになっているかの写真が載っているものもあるので、実際のイメージがわき易くなります。

古民家販売.com:北陸の古民家の移築

伝匠舎:古民家再生・移築再生

家の事務所:古民家物件・施工例

古民家まるやま:古民家販売

株式会社 西 建築設計事務所:曳家・移築

古民家移築と再生の方法

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古民家移築と言っても古民家をどうほぐすか、そして移動した古民家をどう再生するかには何通りかの方法があります。ここでは古民家移築における移築の方法と再生の方法に関してご説明します。

古民家移築の2種類の方法

古民家を移築する方法は主に2種類あります。手作業により古民家を解体して移築する「解体移築」という方法と、古民家そのままの状態で移動する「曳家工法」という方法があります。長距離の移動の場合には解体移築の方法が使われます。

①解体移築 
建物を一度解体して目的の場所まで運び、移築して建物を再生する方法です。建物をほぐしてから運ぶため長距離の移動が可能です。一般的な解体は重機を使用しますが、移築の為の解体は人力で行われます。

パズルのように組まれた木と木を順序に添って解体する技術が必要になるため、現在では限られた業者のみ移築の為の解体を請け負います。木組みの工法を理解して解体した後、補修の必要がある部分を判断しながら組み直しを行い移築します。

②曳家(ひきや)工法
曳家(ひきや)とは、建物をひいて移動させることで、家だけではなく文化財等を現状のまま移動するとき等に使われます。建物を基礎の部分から切り離して、そのままの状態で建物をひいて別の場所に移動させる方法です。

主に増改築・敷地の有効活用・区画整理の為に建物を移動させる工法です。曳家工法にも種類がありますが、建物や基礎の下にレールを設置して、ローラーで移動して目的の工事をするという流れで行われます。

曳家工法の他にも、吊り下げ工法と呼ばれる建物を基礎から切り離した後、クレーン等を使用して建物を吊り下げて目的の場所まで移動する方も挙げまれます。

古民家再生の2種類の方法

古民家を解体して別の場所まで運んだ後、古民家を建て直す際の方法は、大きく分けて完全移築再生と部分再生という2種類の方法があります。古民家の現状や移築先の状況、どのような家に住みたいかといった希望を合わせて再生の方法が決まります。

①完全移築再生
古民家を解体して柱や梁以外にも、構造材や造作材等の使用出来る部材の全てを移築するのが完全移築再生です。移築可能な古民家を買い取るか譲り受けて、条件を満たした土地に古民家の移築を行います。

解体費用の他に運搬費用・再生費用等がかかります。建物の原型を再生させるだけではなく、現在の生活に合わせて水回りのリフォームや寒差対策の為に天井や壁などをリフォームするケースもあります。

②部分再生
新築を建てることを前提として、古民家の必要な部材を使用して新築と組み合わせて再生する方法です。古民家を譲り受けてその部材を使用する以外にも、古材を持っている業者から購入することも可能です。

丸太や柱・梁以外にも、階段や床板・壁等の様々な部分が販売しているので、組み合わせて使用することが出来ます。古民家に住んだりそのまま移築したいが難しい場合、貴重な古材を使用して古民家の雰囲気を取り入れることが出来ます。

古材の中には強いものも多く、年数を重ねることで強度を増す天然素材もあります。古材を取り入れる際の注意点としては、見た目では分からない腐食や傷が古材には有るため、使用する際は鑑定士を通すなどして判断しましょう。

また古材の洗浄や運搬費が掛かるため、新築よりも高くかかる場合も多いため、全体の見積もりを取ることも重要です。

古民家移築の魅力と注意点

古民家に住む方法の一つである古民家移築は、場所を移動出来る点や伝統的な家を継承できる点など様々な魅力があります。しかし、注意点を知らないとトラブルに巻き込まれることも有るため、古民家移築に関する注意点を予め知っておきましょう。

古民家移築の魅力

古民家移築の魅力の一つは、現在お住まいの地域に古民家を移築して住めることです。住み慣れない場所やご自身にとって不便な場所ではなく、要望にあった土地に移築出来ることは大きな利点です。

古民家を完全に移築する方法以外にも、古民家の一部の部材を使用して雰囲気を取り入れることや、新築を建てて部屋単位で古民家を組み込んでいくこともでき、希望に添って選択肢を広げることも出来ます。

また、現在の建築物と違った古民家の魅力の一つとして、骨組みや天然素材の部材が挙げられます。当時は家を建てることが出来る職人が限られており、使用できる木材も多くありました。

その為しっかりとした柱や梁、今ではなかなか使えない100年以上使えるような貴重な天然素材で作られているケースもあります。古民家ならではの利点と場所の制限がなくなることが古民家移築の大きな魅力です。

古民家移築の費用

古民家移築には、古民家の購入費や解体工事以外にも費用がかかります。古民家の購入先や移築を依頼する業者によっても異なりますが、主に以下の費用がかかるケースが多いです。

・古民家購入費用(持ち主と仲介者への謝礼金)・現地調査費用・図面作成費用
・解体費用・部材洗浄費用・木材費用運搬費用・移築先での建物再生費用

古民家移築の際は水回りを工事する場合もあるので、システムバス・システムキッチンの工事費用が加わります。工事後のトラブルを避けるためにも、見積もりを取る際はいくつかの会社を比較して、細かく何に幾らかかるのか見積もりを書面で貰うようにしましょう。

移築ができない

古民家の状態や移築先の地盤や環境によっては、移築できないケースもあります。近い距離の場合には先にご説明した曳家工法によって移動することもできますが、移築の多くは解体移築で行われます。

曳家工法での移築は、長距離の場合・河川や崖がある等といった交通の制限や、手入れされていない建物で工事に耐えられない場合などは移築をすることが出来ません。

解体移築の場合は移動での制限は殆どありませんが、移築先の地盤や古民家の作りによっては移築が出来ないことがあります。その為移築を検討して土地や古民家を購入する際は、移築可能な古民家の販売をしている業者から購入し、土地も事前に移築可能かを専門家に判断してもらうことが必要です。

まとめ

古民家移築は心地良い場所に住みたいという点以外にも、日本の伝統の継承や受け継がれる家という文化的な側面を持ちます。残すべき古民家を再生することにも役立ちますが、実際の方法や注意点を知らないまま古民家移築を行うと後からトラブルに見舞われることもあります。

古民家移築を行う前には、新築物件の購入とは違った知識をつけてから購入を行わないと、相場よりも高い金額で購入してしまうこともあるので、まずは情報を集めることが重要です。今回ご紹介した古民家移築の特徴も参考にして頂き、ご自身の希望に合った方法で古民家での暮らしを実現させましょう。

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