私は、母が住んでいた実家を相続しました。相続後は、その物件を使用することなく、空き家の状態でずっと放置をしていました。
その物件は、二つの家が一つの壁でつながっている二軒長屋という建物でした。
あるとき、地主さんから私に連絡が来ました。「もし、今後もあの建物を使用しないようであれば、解体工事して更地にしてもらいたい。」と言われました。
話を聞くと、地主さんに近隣の方から倒壊しそうで恐いとクレームが入っているという内容でした。
また、隣には住んでいる方がおり、雨漏りや動物などが集まってきて困っているというお話も出ていました。
そこで地主さんとお話をした結果、解体工事をし、更地の状態で土地を返却することにしました。
解体工事の知識ゼロ。それでも丁寧に説明をしてくれました
いざ、解体工事を依頼することになった私は、どこに解体工事をお願いすれば良いかわかりませんでした。
そこで「解体工事」という言葉をインターネットで検索してみました。すると、建物を解体工事する「解体業者」という職種があることを知りました。
お恥ずかしいお話ですが、建設関係にはまったく今まで縁がなかった為、家を建てる人も取り壊す人も同じだと思っていました。
そんな状態だった私は、検索したときに一番上位にあった解体業者を3社紹介してくれるサイトをまず見てみました。
いろいろと書いてあって参考になりましたが、自分が解体業者に依頼をして解体工事をしてもらうというイメージができませんでした。
そこで、他にも解体工事に関するページなどを見てみました。しかし、一番最初に見た解体工事の紹介サイトが一番わかりやすく説明されていたので、実際に電話をして聞いてみることにしました。
すると、受付をしてくれたスタッフが、茨城県エリアの解体工事担当者につないでくれました。
実際に茨城県エリアの担当者から今回の解体工事の経緯などを質問されました。
質問に対してお話をしているうちに、この人に色々と聞いてみようと思い、信頼できる解体業者とはどんな会社なのか?また、だいたいどのくらい解体工事の金額がかかるのかなど、質問してみました。
すると担当者は、一つひとつの質問に対して知識のない私にわかるように丁寧に説明をしてくれました。
また、実家が長屋の建物だったということもあり、「隣と共有している壁を残す為に建設関係との付き合いがある業者でないといろいろな会社とやりとりをしないといけなくなる」とアドバイスもしてくれました。
私は、その担当者から条件に合う解体業者を紹介してもらうことにしました。その後の予定としては、紹介してもらった解体業者と実際に解体工事の現場で直接お話をすることになりました。
解体工事で分かった事。この解体業者を信頼できた訳とは?
そして、約束をした日、実家に紹介してもらった2社の業者さんが来ました。
家の周りを建物を見ながら何かをメモしていました。どちらの解体業者も細かく現場の確認をしてくれていると感じました。
また、解体工事前には近隣の方に挨拶をしてくれることや、解体工事をどのように進めていくのかを2社の解体業者ともに私にわかりやすく説明をしてくれました。
当初、まったくわからない業界だったため、解体工事を行う方は少し恐い人たちを想像していました。
しかし、解体工事の説明を聞いていて、本当に親切な方々なのだと分かりました。どちらの解体業者も「今日から1週間以内には解体工事の見積書の提出をすることができます」というお話でした。
実際に解体工事現場でお会いしてから3日後に1社の解体業者から見積書が届きました。
茨城県の担当者から聞いていた解体工事の金額よりも少しだけ金額が安くて良かったと思いました。
その見積書が届いた夕方に茨城県の担当者から電話をもらいました。担当者も1社から見積書の控えが届いたので、見積書の内容で不明点などがないか、解体工事についての電話をくれました。
私は見積書の項目に書かれていることが全然わかりませんでした。そこで、解体工事一つずつの項目がどのような内容なのかを尋ねると、一つひとつの項目を説明してくれました。
その内容は更地になるまでの解体工事の見積書なのだと、納得することができました。
それから数日後にもう1社の解体業者からも見積書が届きました。私は、紹介してもらった2社から見積書が届く前は、ほかの解体業者にも見積りを取ろうと考えていました。
しかし、解体工事の現場での対応面、また金額に関しても納得することができたこと、そして紹介サイトが信頼している解体業者だというお話を頂いた為、一番安かった最初に見積書が届いた解体業者に依頼しようと決めました。
気持ちが決まった後、すぐに担当者に報告を入れました。すると、その選んだ解体業者と直接契約のお話をすることになりました。
安心して解体工事を任せることができました!
翌日、一番安かった解体業者から連絡があり、解体工事の時期のお話と解体工事範囲の確認をしました。契約書は郵送で交わすことになりました。
それから約1か月後に実際の解体工事が始まりました。
現場でお話をしてくれた通り、解体工事が実際に開始される1週間前から依頼した解体業者は、近隣の方へ挨拶回りをしてくれました。解体工事は、屋根から壊し始めました。
その後、室内の木材を作業員の方が丁寧に壊していきました。
砂埃などによって近隣の方に迷惑がかからないようにと水をまきながら作業を進めてくれました。
長屋だったこともあり、隣の家への影響や残す壁に関しても細心の注意を払いながら撤去工事をして頂きました。
1週間と少しで解体工事は終了し、きれいな更地の状態になっていました。
解体工事が終了したことを地主さんに報告をしました。
「解体工事中も何度か現場を見に来ていたが、本当に近隣の人に配慮をしながら解体工事を進めてくれていた。その結果、こんなにきれいに更地にしてもらえれば、何も言うことはない」と、地主さんに言ってもらえました。
解体工事をしなければいけないと分かった時、不安でいっぱいでした。
しかし、茨城県の担当者とお話をしたことで少しずつ不安はなくなり、また解体工事の現場で実際のプロのスタッフの方とお話をしたことで安心できました。
解体工事を終え、地主さんに土地の返却をした今、本当にこの解体業者に依頼をしてよかったと思っています。
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