システム・プランナー

どのようなきっかけで解体工事業を起業されたんですか？

もともと解体屋で10年くらいやっていて、30代半ばで起業しました。
解体工事をやっている知り合いがいて、そこの会社が下請け業者を探していたのがきっかけです。

仲間に声をかけたらやってみようかってなって。やってた仕事は辞めて、4トンダンプを買って2人で始めました。

そうなんですね。
起業してすぐはレンタルから始める方が多いのに、いきなり4トンダンプを購入ってすごいですね。

下請けで仕事がある状態だったので。
「声かけてもらった時にやっとけば良かったな」って後悔したくなかったので、やって後悔はしょうがないけど、やらないで後悔するのはあれかなと思って勢いで始めました。

普段のお仕事で気を付けていることや心掛けていることはありますか？

そうですね。解体業者って結構まわりからイメージ悪いじゃないですか。
壊すのも機械でガチャガチャ壊して、ご近所さんに結構ご迷惑かけるので良いイメージではないじゃないですか。

なので、工事に入る前にご近所さんには挨拶にまわっています。

事前のご挨拶ってとても大事ですよね。
社長自らご挨拶に伺っているんですか？

僕が行ける時は僕が行っています。
どうしても行けない時は、従業員に行ってもらってます。

必ず伺うようにされているんですね。

はい。
解体工事始めますのでご迷惑をおかけします、よろしくお願いしますって。そんな感じですかね。

事前に挨拶をしているのと、していないのでは違いはありますか？

そうですね。
していないと工事を始めてから「何が始まるの？」みたいな。
聞いてないよとか、仕事ちょっと止めてよとか。結構ありますよ。

うちはちゃんと挨拶してるので、そうやって止められることはほとんどないですね。

例えば、一本道しかない入り組んだ所では、住まれている方の出入りがあるので事前に挨拶しています。
そうすると、「工事するなら車こっちからしか通れないのかな？」とか色々話してご理解いただけるので、事前に伝えておくのと伝えていないのではぜんぜん違いますね。

お隣の家だけではなくて、立地も考えて必要に応じてまわってるって感じなんですね。
確かに毎日車が通ったりするので、ご近所さんの生活を考慮するって大事ですね。

ご近所の方への対応以外で、他の解体業者さんよりもこだわっているところはありますか？

やってることはみんな一緒ですけど、振動と騒音に気を付けて工事しています。
振動、騒音なしで解体工事は出来ませんので。

そうですよね、どうしても出てしまいますからね。
どういう風に気を付けられていますか？

建物構造に対応したアタッチメントを使って解体しています。
この現場は鉄骨造だから、鉄骨を切れるペンチャーってアタッチメントを使っています。

ハサミのような形ですね
このアタッチメントを使うとどのような違いがあるんですか？

普通は解体する時に掴めるアタッチメントを使うんですけど、これは特殊な鉄骨を切るアタッチメントです。
建物構造に対応してアタッチメントを変えて対応しています。

無理やり壊さなくてもこのアタッチメントなら鉄骨も切れるので。
普通の掴めるアタッチメントだと切れなくて無駄な騒音や振動が出てしまいます。

ただ壊すだけではなくて極力抑えて工事するように考えていらっしゃるんですね。
養生に防音シートを使われているのも抑えるための工夫ですよね。

そうですね。
普通の白いシートやブルーシートを使っている業者さんもいますけど、やっぱ防音シート張ってるとご近所さんも見る目が違うじゃないですか。うちは全部の工事を防音シートでやってるんで

そうなんですね。
木造の工事でも使われているってことですか？

木造でも防音シートを使っていますよ。

スゴいですね！
お家の規模に関わらず防音シートを使われてると周りからもちゃんとやってるなって見られますよね。
実際に効果も違いますしね。

本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
システム・プランナーさんの工事に対するこだわりや熱意が伺えました。