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解体工事費用の内訳とは?見積書の見方も解説

解体工事

解体工事の費用は高額です。

そのため、より適切な工事内容と金額で工事を行う為には、複数の解体業者に見積りを取ってもらい比較するのが一般的です。

しかし、初めて見積書を読む方は、比較するにも何が書いてあるのか分からないと思います。

見積書を理解して適切に工事を行う為に、解体工事にかかる費用の内訳を見ていきましょう。

1解体工事費用の内訳

解体工事にかかる費用は大きく分けて8つあります。

  • 1 本体工事費
  • 2 付帯工事費
  • 3 仮設工事費
  • 4 廃棄処分費
  • 5 整地費
  • 6 重機回送費
  • 7 届け出、手続き費
  • 8 その他の費用

1 本体工事費

工事

本体工事費とは建物の解体に必要な費用で、総費用の大部分を占めます
本体工事費は、主に作業員の人件費に当てられます。

また、人件費である本体工事費に、建物の瓦礫などを処分する廃棄処分費を合わせた1坪あたりの工事単価を「坪単価」といいます。
「坪単価」を元に計算すると、建物本体の大体の解体費用を算出できます。

一般的には木造<鉄骨<鉄筋コンクリートの順に解体費は高く、強度が強く壊しにくいほど費用は高くなります。
また、地域によっても費用に差があり、一般的に都市部に近づくほど坪単価は高くなります。

以下は、地域と構造別に見た坪単価表です。

構造/地域 東京都 大阪府
木造 3.9万円 3.1万円
鉄骨 6.0万円 4.7万円
鉄筋コンクリート 7.8万円 3.9万円

地域によって坪単価に大きな差があるのが分かります。
例えば東京都で30坪の木造家屋を解体する時は、3.9×30で117万円の解体工事費用がかかりますが、大阪府で30坪の木造家屋を解体した時は3.1×30で93万円です。

2 付帯工事費

ブロック塀

付帯工事費は、メインの建物以外を撤去する際にかかる費用です。
建物以外とは「樹木」「ブロック塀」「倉庫」「門や扉」などを指します。

付帯工事費は、撤去物の状態によって大きく変わります
例えば、5mの樹木の撤去なら5万円程度です。
しかし樹木が10mを超えると2倍、3倍の費用がかかります。

また、付帯工事費は現地を調査し、建物以外の撤去物の状態を把握しないと判明しません。

工事前に付帯工事費用を明らかにしたい場合は、事前に現地調査を行って見積書を出してもらう必要があります。

3 仮設工事費

養生

工事に取り掛かる前に必要となる作業経費です。
主に「足場養生費」と呼ばれます。

養生とは、周囲の家への騒音やほこりなどの被害を抑える為に行う作業です。
基本的には足場を組み、「養生シート」と呼ばれる防音シートで建物を覆います。

稀に、工事費を削減するために養生シートを付けずに工事を行う業者がいますが、近隣に大迷惑をかけるので、絶対に見積書で確認してください。

4 廃棄処分費

廃棄物

解体工事や付帯工事で発生した廃棄物の処理費用です。
主な廃棄物は「瓦、木材、コンクリート、ブロック、内壁外壁」などです。

業者によっては、解体費と処分費をまとめて「解体処分」「撤去処分」と表記する事が多く、費用の割合は本体工事費の次に高くなっています

5 整地費

整地

解体後、重機などで土地を綺麗に整える「整地作業」が行われます。
石一つ残さないような丁寧な整地もあれば、ガラと呼ばれる塊を残す整地を行う業者もあります。

綺麗に整地をしないと、次の新築工事に着工出来なかったり、土地の買い手が付きにくいなどのデメリットが生じます。

解体業者、工事内容によって整地の仕方は変わりますので事前にどのように整地を行うのか確認しておきましょう。

6 重機回送費

キャリアカー

解体工事で使用する重機は公道を走れないので、もっと大きな車に乗せて運ぶ必要があります。
重機を運ぶ為の費用が重機回送費です。

重機回送費は解体業者の状況によって異なります。

重要なのは重機の保有場所から解体現場までの距離です。
遠ければ遠いほど費用は高くなります。

7 届け出・手続き費

手続き

解体工事を行う上で、必要な手続きにかかる費用です。
手続き自体は解体業者が代行して貰えますが、費用は依頼者負担です。

主に廃棄物の再資源化に関わる「建設リサイクル法」に基づく届け出と、トラックや重機を道路に駐車する為に必要な「道路使用許可」の申請です。

1.建築物等に使用されている建設資材に係る分別解体等及び建設資材廃棄物の再資源化等の義務付け
2.発注者又は自主施工者による工事の事前届出、元請業者からの発注者への書面による報告の義務付け

引用元:東京都環境整備局 | 建設リサイクル法とは

「道路の占用」をするためには、道路を管理している「道路管理者」の許可を受ける必要があります。(道路法第32条)
国が管理している指定区間の国道については、当該国道を管理している国道事務所の「事務所若しくは出張所」から「道路占用許可申請書」の用紙を受けとり、必要事項を記入のうえ「出張所」に占用許可申請することになります。

引用元:国土交通省関東地方整備局 | 道路占用許可制度について

また、届け出・手続き費は「諸費用」に含まれている事もあります。

8 その他の費用

費用

他にも細々とした費用はかかります。
見積書では主に「諸費用」と記されます。

例えばトラックや重機を道路に置いておけない場合に、他の家の土地を借りる「駐車場代

工事前の近隣挨拶で必要な粗品代を含む「近隣挨拶費

トラブルや追加費用に前もって備える「準備費用」などが計算されています。

2見積書を読んでみよう

解体工事費用の内訳が分かった所で、今から見積書を読んで実際の表記を確認しましょう。

実際の見積書例

見積書1

順番に見ていきましょう。

赤色で囲われた部分は本体工事費」です。

本体工事費

建屋解体工事」は今回の工事内容を指しています。
坪単価が27,000円で、36.25坪の建物なので本体工事費は978,750円。工事費の大部分を占めている事が分かります。

青色で囲われた部分は「付帯工事費」です。

付帯工事

今回は物置小屋、屋根材、CB塀、ソーラーパネル、土間コン、樹木雑草の撤去、処分が対象です。
ちなみに、CB塀とはコンクリートブロック塀の略称、土間コンとは玄関や駐車スペースなどに用いられる滑らかなコンクリート状の床を指します。
処理物が多く、処分費用まで含まれているので総額564,250円と高額です。

黄色で囲われた部分は「仮設工事費」です。

仮設工事

養生シートは、基本的に㎡単価で価格が決まり、今回は1㎡800円の養生シートを320㎡使用しているので、256,000円。
養生費は高額になりやすいですが、近隣の事を考え必ず行うようにしましょう。

緑色で囲われた部分は「廃棄処分費」です。

廃棄処分費

瓦礫や木材などの処分費用は、付帯工事費の中に入っています。
そして、今回は「残置物」と呼ばれる家の中に残った家具や家電などの廃棄物が無かったので0円になっています。
ちなみに「残置物」は業者に処分を依頼する事も出来ますが、自分でも処分が出来ます
業者に依頼すると費用がかかりますが、自分で処分をすれば今回のように解体費用を抑える事が出来ます。
残置物の処分を自分でやって節約しよう残置物の処分は?解体工事の前に今からできる節約術

桃色で囲われた部分は「整地費」です。

整地費

㎡単価で1㎡800円なので、200㎡で16000円です。
高額に思えるかもしれませんが、解体後に土地を売ったり新しく建物を建てる為には必要な作業なので、整地も丁寧に行ってくれる解体業者に依頼したいですね。

紫色で囲われた部分は「重機回送費」です。

重機回送費

今回の解体業者は、1回の運搬で25,000円なので2回で50,000円。
重機回送費は、重機の保有場所から解体現場までの距離が長ければ長いほど高くなります。
また、重機を解体業者が保有しているかレンタルかによっても費用が変わります。
現場までの距離や重機保有の有無を確認しておきましょう。

茶色で囲われた部分は「諸費用」です。

諸費用

挨拶費用や届け出の費用も含まれており、総額は240,000円です。
諸費用は本当に細々とした費用が入っており、相場は大体総額の5%~10%です。

解体業者によって書き方は違う

実際の見積書を読んできましたが、見積書の書き方は解体業者によって違います
ほとんど詳細を記載しない大雑把なものから、逆に分からなくなる程細かく記載している見積書もあります。

そのため、大事なのは「内訳の理解」です。
解体費用の内訳を理解して、見積書から対応している箇所を探しましょう。

次は、見積書を確認する上で注意するべき項目についてお話します。

3見積書はココに注意!

注意

解体工事で一体何に費用がかかるのか、そして見積書はどう見れば良いのかは何となく分かってきたと思います。
次は、見積書を他社と比較する時のポイントをお話していきます。

一式○○円は注意

不透明

工事費を一括で出して、工事内容の詳細を書かない解体業者もいます。
詳細が無いと他社と比べられませんし、工事内容も不透明で誠実さに欠けます。

詳細込みで見積書を出してとお願いしても出して貰えなかった場合は、他の業者への依頼を検討しましょう。

概算? 現地調査?

業者

本体工事費は坪単価で計算されるので、事前に現場に行かなくても費用を概算出来ます。
しかし、あくまで概算なので正確ではありません。

そして、現地での調査をしないと付帯工事費が明らかになりません。

工事内容の比較をする為にも、一度現地調査を経てから見積書を出してもらいましょう。

大きな金額差は……?

金額差

見積書を2社以上で比べた時に、大きな金額差があった場合は要注意です。
どちらかが一般的な工事内容では無い可能性があります。

しかし、内訳の意味を知っていれば詳細を確認する事で異常に気づけます。

工事内容に欠陥がある場合は、工事費が安くても一度考え直しましょう。

予期せぬ廃棄物

埋設物

解体工事が終わりに近づいた時に、新たに発覚する事実があります。
地中埋設物」の存在です。

地中埋設物は建物の下に埋まっており、掘り起こさないと判明しない厄介な廃棄物です。

原則、地中埋設物を発見した場合は処理をする為に後から追加費用がかかります
なので、優良な解体業者の見積書には、追加費用についての説明が記されています。

地中埋設物は、後から判明するのでトラブルに発展しやすいです。
事前にしっかりと説明を受けてから依頼しましょう。

お金と ?解体工事の追加費用、なぜかかる?発生した時の対処法とは

税抜きか税込みか

税抜 税込み

普段の買い物ならあまり気にならないかもしれませんが、解体工事は100万円単位の費用がかかります。
税抜き表示と税込み表示では受ける印象が全然違います

少しでも安く見せるために税抜き表示で記載している業者もあるので、税込み価格をしっかり確認してください。

廃棄処分費だけ安い

安すぎる

廃棄処分費だけが安い場合は注意が必要です。
廃棄物を処理すると言って不法投棄をしている悪徳業者もいます。

廃棄処分費は高額なので安価だと依頼側の食いつきも良いですが、間接的に犯罪に関わらないようにする為に内容をしっかり確認しましょう。

4まとめ

お金と家

解体工事は人生でも数少ない大イベントです。
だからこそ、適切な工事内容と工事費で損せず行いたいですね。

適切かどうかを調べる為には見積書の比較が大事です。
今日覚えた事を基準に、自分に合った見積書を選んでください。

そして、良い解体業者は良い見積書を出してくれます。
まずは、複数の優良な解体業者に見積りを取って貰うのが1番です。

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