7月にも入り、梅雨まっただ中。天候も安定せず、どんよりとした曇り空の日が続いて、たまにはうっとり見とれてしまいそうな青い空が恋しくなりますよね。早くいい天気が続くようになればいいのにと夏が待ち遠しいです。さて、梅雨の時期は天候が安定しません。天候が安定しない時期、つまり「台風が頻発する時期」や「雪が降る冬」など、解体工事としてはどのタイミングがいいのか気になりませんか?
解体工事のことが全くわからない人だと、雨でもやれるんだろうか?
やるとしたら、どの程度の雨までならできるんだろうか?
逆に、雪が降ってしまっているときは?
などなど、晴天以外の時は工事が進むのか不安になってきます。工期が延びることによって解体費用が増して、最初に出したお見積り以上の金額になってしまう可能性もあります。最初から予算を決めて、その分の中で終わらせようと考えるはずなので、追加請求されたりオーバーしてしまったら、とても残念な気持ちになります。逆に安く収まっていたらとっても嬉しいんですけれどね。
今回は、天候ごとに解体工事はやりやすいのか。それと、どの時期に合わせて解体工事をお願いするのが一番いいのか。気になる情報をまとめました。
雨天の日はOK!基本的に決行される解体工事
雨天の日は、基本的に解体工事は行われます。あまりにも土砂降りの雨では、延期になる可能性もありますが、適度の雨の場合はむしろ歓迎されるようです。というのも、解体工事を行う際、粉塵対策のために放水しながら行います。雨の場合、水を撒く必要がなくなる場合もあるので、喜ばれるみたいです。また、雨の日には洗濯物を外に干している人がほとんどいないため、気にしなくて済むのでやりやすいようです。
近隣トラブルに発展する可能性がある芽がない状態で作業を行えるのはメリットですね。
しかし、養生を施すときに足場を組みます。足場を組んでいる時に滑って転落してしまう危険性もあります。解体工事の作業工程によっては、業者の判断によって中止になることもあるので注意が必要です。事故を起こしてしまうと近隣の方の印象も悪くなってしまいます。解体業者さんもプロですので、できるできないの見極めはしっかりしてくれるでしょう。事故が起こることなく安全ならば工事も進むので、解体業者さんにこまめに聞くといいでしょう。
梅雨や秋の雨季のように長期的に雨が続くようなときは、解体工事の期間が長くなってしまうかもしれません。できるならば雨が長く続きそうな時期は避けたほうがいいかもしれませんね。
ヤバイ強風だ!台風が上陸してくる!そんな時の解体工事は?!
台風接近時、上陸時の解体工事は延期される可能性大です。解体工事業者も工事中であれば、台風に備え準備をする必要が出てきます。台風の時は、雨というよりも強風のほうが作業に影響を及ぼします。工事期間で台風が接近する場合、屋根や壁など壊している途中の瓦礫や破片が強風で飛んでしまい、周辺の住宅や施設、建物に損害を与えてしまう可能性もあります。そうしないために、破片が飛ばないように細心の注意を払ったり、養生や脚組みが壊れないようにロープやワイヤーで固定したりなど、台風上陸に備えます。
予定になかった作業が発生するので、期間が延びてしまう可能性も。台風の多い時期に解体工事をお願いすると台風が上陸した時に大変になります。天候はコントロール出来ない部分でもありますが、時期を外すことによって台風の影響を受けずに済みます。もし、台風の時期に解体工事をお願いする場合は、あらかじめ業者さんと台風が上陸した場合はどうするのか。期間が長引いてしまった時の取り決めをしておくと後々のトラブルは避けられます。
雪国必見!雪が積もってるだけで解体費用は一気に跳ね上がる?!
地域によってはあまり馴染みのない雪。しかし、北海道や東北、北陸など雪国ならば知っておいたほうがいいことがあります。雪は解体工事業者にとっては大敵です。というのも、雪が降っているだけで車で移動しにくくなる。つまり、現地調査の日程が掴みづらくなります。
また、工事が決まったとしても重機などは解体工事を行う建物までたどり着かない。そんな中でも解体工事を行うなら、手解体(手作業)しかない。さらにいうなら、前に除雪作業が発生します。普段の解体工事以上にやることが多くなってしまいます。また、雪のせいで解体工事期間が格段に延びたりすることも、倍以上かかってしまうことも。
作業期間が当初の予定以上に長引いてしまい、追加請求になってしまうこともあり得ます。
雪国の方は、雪が積もっている間は基本的に解体工事作業は行わないという考え方のほうがいいかもしれません。そのため、雪が降りだす季節の前、秋ごろに解体工事を行ってしまうのが結果的に無事終わったということになるでしょう。
倒れる危険も!炎天下での解体作業
梅雨も終わり、夏も本番になってくるとジリジリ照りつける太陽が容赦なく襲いかかってきます。解体工事の進行としては問題ないけれど、あまりに暑い場合、熱中症で倒れてしまう人もいるみたいです。ニュースなどでもたまに報道されることもあるでしょう。解体工事業者さんだからといっても人間です。炎天下の作業は熱でやられてしまう可能性もあります。現場監督さんの裁量によって変わってきますが、基本的に休憩をこまめに取りながら進行していくことになるはず。
しかし炎天下が続くと健康にも及ぶ可能性があるので、体調には気をつけて進めて欲しいものです。基本的に解体業者側の問題になってくるので口に出すのもおかしな話ですが、依頼主ができることは、ちょっとした差し入れや気づかい、休憩していたとしても優しい言葉をかけてあげるのが効果的です。状況を把握し理解することが大事なのかもしれませんね。
不足の事態に備えたリスクマネジメント
解体工事業界的には、契約する際、10日間で終了する解体工事を14日間で設定するなど長めにしたり、厳密な工事完了日を設定せずに○月中旬などおおまかな日程で設定する業者もいます。天候不良(強風や台風、雪など)を考慮した上でスケジュールを組むため、工期内に終われば追加料金が発生することはありません。
しかし、一日、二日程度、工期が遅れているというのではなく、何日も中断してしまう場合、追加費用がかかってしまう可能性もあるので、気をつけてくださいね。あらかじめ解体をお願いする業者に追加料金のことを聞いておくのがいいでしょう。ちゃんと説明してくれる業者もあれば、全く説明のない業者もいるのが現状です。損しないためにも、わからないことは聞くを徹底したいですね。
悪天候の解体工事についてのまとめ
解体工事を行う際、天候に左右されて工期が延びたり思い通りにいったり、中断に追い込まれ想像以上に工事がかかり、追加料金を請求されてしまう可能性もあります。天候不良によって、工期が不透明になるのであれば、あらかじめ外したほうがいいかもしれません。
例えば、雪国ならば冬の間は解体工事ができないので、秋までに終わらせておく。台風の時期はできる限り避けるなど。日本には一年を通して、解体工事がしやすいしにくいというのが分かれます。どうせなら、スムーズに終わるような時期に頼みたいものですね。計画は早め、早めに動いていくと最終的に得することもあるので、早く動く癖をつけてくださいね。
降雪地域など、自分が解体工事をお願いしようとしているエリアはどうなのか分析して、雨にも風にも雪にも負けない(戦わない)時期にしてくださいね。
富山県 射水市 旧 新湊私立西部中学校の解体の件ですが、アスベストはないということなので市役所の人に言われ、防塵 防音 ネットが設置されず作業してるのですが、道、溝にはアスベスト??燃えない綿があちらこちらに飛散しております。一応、個人的にサンプルを採取し、燃やしても燃えません。自宅の敷地内にも同様な粉塵、綿が錯乱し、市、県では、とても信用できず、悩んでます。沢山採取したので、協力してもらえるなら、助けて下さい。よろしくお願いします。
私の見解ですが、アスベストがあると分かっていて対策なしの解体工事を行うのは考えにくいです。
なぜなら、施工業者がまず被害を受けてしまうからです。不明な部分がある場合は検査しながら進めていき、アスベストを発見したら一時中断、対策してから工事を再開するのが通常の流れです。なので、養生も行わず解体工事を続けている時点でアスベストの可能性は低いと思われます。
ですが、そもそも解体工事で飛散したものが自宅の敷地内まで飛んできているのは問題です。匿名 様はまずこれの改善を市役所の担当部署に依頼して下さい。養生の設置で粉塵の飛散を防げます。
アスベストのような線についてですが、燃えないからアスベスト、という断定が出来ません。お手間おかけしますが下記住所まで採取されたサンプルをお送り下さい。実物があればアスベストなのか判断できます。
よろしくお願いします。
〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目12-31 VORT芝浦WaterFront 4階
あんしん解体業者認定協会