鹿児島県肝属郡錦江町の解体や除却に関する補助金・助成金

相続した空き家の管理はできていますか? 今住んでいる場所から離れていると、様子を確認するだけでも大変ですよね。多くの場合、手入れができずに老朽化が進んでしまうのではないでしょうか。そこで、鹿児島県肝属郡錦江町では空き家解体の補助金として最大30万円を出しています。解体費用は高いので、ぜひ補助制度の利用を検討しましょう。

空き家解体の補助金の制度概要

まず、空き家解体の補助金の制度概要について整理しましょう。補助の対象条件や補助金額等を確認します。

対象物件

次の条件すべてに当てはまる建物

  1. 錦江町内にある建築後10年以上経過した元住居(1年以上空き家)
  2. 抵当権(借金の担保)等が設定されていない
  3. 公共事業による補償対象ではない

条件1より、現在使われていない空き家が補助対象です。

対象者

次の条件すべてに当てはまる方

  1. 対象物件の所有者・相続人または所有者から委任を受けた方
  2. 町税等を完納している
  3. 家族も含めて暴力団員(密接な関係者含む)ではない

条件2より、補助制度を利用するに当たって税金の滞納は認められません。

対象工事

次の条件すべてに当てはまる工事

  1. 補助対象経費が30万円以上
  2. 同じ敷地内で過去に本補助金を受けていない
  3. 建設業の許可または解体工事業の登録を受けた錦江町内の一定の業者が行う
  4. 車庫・倉庫・物置等のみの解体ではない

条件1・4より、小規模な解体工事は補助の対象とならない可能性があります。
また条件3は、解体業者を選ぶ際に気を付けましょう。特に錦江町内の資格を持つ解体業者であっても補助対象と認められない場合があるので、錦江町役場に確認してください。

補助金額

補助金額=補助対象経費×30%(限度額:30万円。千円未満切り捨て)

補助対象経費には、解体費・撤去費(運搬費・処分費)が入ります。

受付開始

平成31年度は4月1日から受付が始まります。ただし、予算の上限に達した場合は受付が打ち切られますので注意しましょう。

空き家解体の補助金の手続き方法

次に、空き家解体の補助金の手続き方法について説明します。申請の流れは以下の通りです。

☆事前準備

☆交付申請

交付の決定通知

☆解体工事

☆実績報告

補助金の確定通知

☆交付請求

補助金の交付

「☆」を付けた部分が、申請者側で手続きが必要なところです。提出物と一緒に確認していきましょう。

事前準備

事前準備として錦江町との事前相談解体業者へ工事見積書の作成依頼を行います。

事前相談は錦江町役場(政策企画課 政策企画チーム)にします。必須ではありませんが、「自身が補助対象と認められる見込みはあるのか?」等の確認ができます。他にも申請に当たっての注意点等をあわせて教えてもらいましょう。

工事見積書は解体業者に連絡して現地調査をお願いし、作成してもらいます。
ただし、解体業界は悪徳業者(不法投棄・手抜き工事・不当な追加請求等をする業者)が多いという問題があります。ですので、解体業者選びはあんしん解体業者認定協会にぜひお任せください。(その際、補助制度を利用したいとお伝えください)

交付申請

準備が整ったら交付申請に入りましょう。以下の書類を提出します。

・交付申請書(様式第1号)

・誓約書(様式第3号)

〇その他の必要書類
・空き家の位置図
・工事着手前の現状が分かる写真
・工事見積書
・建物と土地の登記事項証明書、固定資産家屋証明書または固定資産税台帳記載事項証明書
・所有者の戸籍謄本または除籍謄本(相続人が申請する場合のみ)
・委任状(様式第2号。代理人が手続きする場合のみ)
・土地所有者の同意書(様式第4号。土地と建物の所有者が異なる場合のみ)

交付申請をすると、書類審査を経て交付の決定通知書(様式第5号)が発行されます。

解体工事

交付の決定通知書が届いたら、解体業者と契約を結んで着工してもらいます。工事開始時には、補助金関連で提出するものは特にありません。
ちなみに、実績報告時に工事完了の写真が求められますが、工事で起こる可能性があるトラブルに備えて全工程の撮影を依頼しておきましょう。

実績報告

工事が完了して代金の支払いも済ませたら、実績報告を済ませてください。以下の書類を提出します。

・実績報告書(様式第6号)

〇その他の必要書類
・請負契約書の写し
・工事完了の写真
・廃棄物処理に関する処分証明書(マニフェスト)の写し
・支出証拠書類(領収書等)の写し

実績報告をすると書類審査や現地調査が行われ、問題がなければ補助金の確定通知書(様式第7号)が出されます。

交付請求

補助金の確定通知を受け取り次第、交付請求をしてください。次の書類を出します。

・請求書(様式第8号)

※必要に応じて口座振込の申出書を付けます。

この請求書で指定した口座に対して補助金の入金があります。

以上で、空き家解体の補助金の手続き方法の説明は終了です。
疑問点・不明点等があれば、錦江町役場に問い合わせてみてください。

錦江町役場
政策企画課
〒893-2392 鹿児島県肝属郡錦江町城元963番地 本庁舎2階
電話:0994-22-3032

空き家解体の補助金に関する情報取得

最後に、空き家解体の補助金に関する情報取得について触れたいと思います。
補助金のことを調べようと考える方の多くは、錦江町公式サイトをご覧になるのではないでしょうか。しかし、自治体のサイトは規模が大きく、目的のページにたどりつくまでが大変です。
そこで、空き家解体の補助金ページの行き方と内容についてお話しします。

空き家解体の補助金ページへの行き方

まず、Goolge等を利用して「錦江町」で検索し、結果一覧から「錦江町ホームページ」を選択してください。

これで錦江町公式サイトに入れました。続けて、「くらしの情報」⇒カテゴリーの「建築・住まい」⇒「空き家解体撤去事業補助金について」の順に選択します。

すると次のページが表示されます。


引用元:錦江町公式サイト

この「空き家解体撤去事業補助金について」というのが、空き家解体の補助金ページです。

空き家解体の補助金ページの内容

空き家解体の補助金ページ(空き家解体撤去事業補助金について)では、補助の条件や補助金の額のほかに申請受付開始申請に必要な書類について書かれています。

申請受付開始は、申請前に必ず確認すべき項目です。受付開始日をチェックして、早めに申し込むようにしましょう。
また申請に必要な書類では、申請書類データがダウンロード可能です。錦江町役場に向かう前に書類を作成しておくことができて大変便利です。ぜひ活用してください。

鹿児島県肝属郡錦江町の解体や除却に関する補助金・助成金まとめ

今回は、鹿児島県肝属郡錦江町の空き家解体の補助金についてまとめました。空き家の解体は、手間だけではなくお金もかかってしまいます。ですから、補助制度があるのは非常に心強いですよね。
まずは、錦江町との事前相談から始めてみましょう。



錦江町公式サイト:空き家解体撤去事業補助金について

解体工事には決断が必要で、簡単ではないかもしれません。しかし、信頼できる解体業者と正しい情報が得られれば、意外とスムーズに工事は進められます。私たち、あんしん解体業者認定協会では、信頼できる解体業者の紹介と正しい情報の発信をしています。迷ったら、ぜひお気軽にお問い合わせください。