山梨県甲州市では、解体に伴う補助制度を実施していません。
しかしながら、市内にある危険なブロック塀の撤去、または撤去および改修を同時に行う際に、費用の一部を負担する「ブロック塀等安全確保対策支援事業」を実施しています。なお、補助金額は最大で30万円です。
建物の解体に付帯する工事費もなるべく抑えたい、とお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
山梨県甲州市で利用できる危険なブロック塀の撤去に伴う補助制度
山梨県甲州市では、市内の重要道路および一般道路に面するブロック塀のうち、倒壊の恐れなどがある危険なブロック塀を撤去または撤去後にブロック塀を新設する際に、費用の一部を負担する取り組みを行っています。
支給金額と申請期限
補助金額は「撤去のみ」と「撤去および改修」でそれぞれ以下の通りです。また、いずれの事業もブロック塀が接している避難路沿道等によって補助金額が異なります。
撤去のみ
撤去のみに伴う補助金額は以下の通りです。
避難路沿道等 | 補助金額 |
---|---|
重要路線 | 撤去に要する費用もしくは、ブロック塀1mあたり2万5,000円を掛けた金額のうちいずれか低い方の2/3(上限30万円) |
一般路線 | 撤去に要する費用もしくは、ブロック塀1mあたり1万5,000円を掛けた金額のうちいずれか低い方の2/3(上限20万円) |
撤去および改修
撤去および改修に伴う補助金額は以下の通りです。なお、補助金額は撤去と新設の費用を合算した金額となります。
避難路沿道等 | 補助金額 |
---|---|
重要路線 | 撤去に要する費用もしくは、ブロック塀1mあたり2万5,000円を掛けた金額のうちいずれか低い方の2/3(上限30万円) |
一般路線 | 撤去に要する費用もしくは、ブロック塀1mあたり1万5,000円を掛けた金額のうちいずれか低い方の2/3(上限20万円) |
なお、いずれの事業も募集要項に規定する受付期限は、令和6年3月31日までとなっています。
申請の条件
対象になるのは、補強コンクリートブロック造および組積造の塀で、避難路沿道等に建つ危険なブロック塀を撤去する工事です。ブロック塀の安全基準に関しては「ブロック塀安全点検チェックリスト」をご参考ください。
また、改修を伴う場合は改修後に軽量なフェンス等を設置する工事が対象となります。
加えて申請の対象者は以下の要件を全て満たす必要があります。
- 当該ブロック塀の所有者であること(所有者と親子関係にあるなど市長が特に認める場合についてはこの限りではない)
- 同一の敷地において、過去に当補助制度を利用して補助金の交付を受けていない
- 当該ブロック塀が公共事業などの補償対象になっていない
なお、補助金の交付前に着工した場合は補助の対象になりません。
その他、申請方法やご不明点は甲州市役所の「建設課」にお問い合わせください。
参考 ブロック塀等安全確保対策支援事業について | 甲州市ブロック塀等安全確保対策支援事業について | 甲州市解体の費用を抑えたい方は
補助金を利用する以外にも、建物の解体に掛かる費用を抑えられるケースがあります。
例えば、建て替えなどで既存の建物を解体する場合です。建設会社に解体を依頼すると、実際に施工をするのは下請けの業者で余分な中間マージンが発生してしまうケースがほとんどです。
そのため、「分離発注」により新築と解体それぞれの発注先を切り分けることで費用を抑えられる場合があります。
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